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【This Week】(3月7~13日) 5度目の「3.11」 大川小の教訓どう残す (1/3ページ)

2016.3.7 09:30

今も津波の爪痕を残す石巻市立大川小学校。差し込む夕日で校舎が赤く染まった=2016年2月8日、宮城県石巻市(納冨康撮影)

今も津波の爪痕を残す石巻市立大川小学校。差し込む夕日で校舎が赤く染まった=2016年2月8日、宮城県石巻市(納冨康撮影)【拡大】

  • 宮城県石巻市立大川小学校

 東日本大震災の津波で、児童・教職員計84人が死亡、行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校は、深い悲しみや拭えぬ喪失感とともに5度目の3月11日を迎える。あまりに多くの命が奪われた真相を追い求める遺族らは、答えを見つけられないまま。悲劇をどう教訓とし、後世に伝えるか。市は被災校舎を遺構として残すかどうかの判断を3月中に示す。

 大きな揺れの後、校庭に移った児童らは約50分間、その場にとどまった。待機したスクールバスは使われず「山に逃げよう」という子供の訴えや退避を促す保護者の声も取り入れられなかった。ようやく避難を始めた直後、津波が襲った。

 2013年2月、文部科学省が関与した第三者の検証委員会が初会合を開いた。約1年をかけ、14年3月「避難開始の意思決定が遅く、避難先を河川堤防付近としたことが事故の直接的要因」とする報告書がまとまった。新たに判明した事実は少なく、真相究明に至らなかったと、遺族らから「期待外れ」などの批判が相次いだ。

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