サッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で勝ち点1の5位に沈み、本大会出場が絶望的となった日本代表「なでしこジャパン」は7日午後7時35分から、勝ち点0の最下位ベトナムと大阪市のキンチョウスタジアムでの第4戦で対戦する。6日は冒頭以外を非公開とし、攻撃やセットプレーの動きを約1時間半確認した。
五輪出場枠は2つ。日本は午後4時35分開始の試合で中国が韓国に勝つか引き分ければ3位以下となり、敗退が決定する。中国が負けても、日本戦と同時刻の試合で北朝鮮がオーストラリアに勝てば望みが消える。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで日本は4位、ベトナムは29位。
五輪出場が遠のいたチームで、将来への光明を示せるか。若手の代表格である22歳のFW岩渕(バイエルン・ミュンヘン)は「チームのため、日本の女子サッカーのためにやらないといけない」と、今後を背負う気概を持ってベトナム戦に臨む。