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【アメリカを読む】「トランプ大統領」に備えよ (1/4ページ)

2016.3.8 09:00

3月5日、米フロリダ州オーランドで演説するドナルド・トランプ氏。その勢いは止まらず、共和党の大統領候補指名獲得のみならず、本選での勝利も十分に可能性がある=2016年(AP)

3月5日、米フロリダ州オーランドで演説するドナルド・トランプ氏。その勢いは止まらず、共和党の大統領候補指名獲得のみならず、本選での勝利も十分に可能性がある=2016年(AP)【拡大】

 11月の米大統領選で共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)に勝てるのか? トランプ氏が「スーパーチューズデー」に勝利したことで、米国では早くも本選に目が向かっている。結論を先にいうと、選挙戦の構図からみて打ち負かすことは十分に可能だ。

 実際には自国批判

 暴言王、トランプ氏の発言で誤解されている点は、日本、中国、メキシコを名指ししていることが「他国批判」をしていると受け止められていることだ。

 日本人として、米軍による日本防衛のためのカネを払わせろというトランプ氏の主張は非常に不愉快だが、そうした言動の一つ一つが「自国批判」であることに気づけなければ、トランプ現象を見誤る。単なるヘイトスピーチで大衆の心をつかむことはできない。

 たとえとして安倍晋三首相(61)について語った昨年8月の南部アラバマ州での演説を挙げる。

 「日本は復活した。日本にはアベがいる。彼は本当に賢い。一度会ったことがあるが、頭が切れる人物だった」

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