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東日本大震災5年 「あの日」そして「いま」(5) 福島市の生活にも慣れました (1/4ページ)

2016.3.12 10:30

飯舘村から避難し、福島市で新生活を送っている(上から)佐藤優菜さん(14)、綾花さん(12)、榛香さん(10)の三姉妹=2016年2月21日、福島県福島市飯野町(松本健吾撮影)

飯舘村から避難し、福島市で新生活を送っている(上から)佐藤優菜さん(14)、綾花さん(12)、榛香さん(10)の三姉妹=2016年2月21日、福島県福島市飯野町(松本健吾撮影)【拡大】

  • 型枠大工の鈴木望さん=2016年2月4日、岩手県宮古市(鴨川一也撮影)
  • 福島市の菅野珠未(かんの・たまみ)さん「少しでも福島の活性化につながっていけばと思っています」=2016年2月4日、福島県福島県(大西史朗撮影)
  • 岩手県大船渡市の古川祐介さん「最近は漁師と消費者をつなげる取り組みなどにも参加、綾里の漁業をもり立てようとがんばっている」=2016年1月30日(三尾郁恵撮影)
  • 岩手県陸前高田市の金澤善郎さん(左)、雅子さん(右)「普段はつとめて明るく振る舞っているが、ふとしたときに娘を思うと今も涙がでる」=2016年2月1日(鈴木健児撮影)
  • 被災した自宅を改築してカフェ&レストラン「HAMAYUI」を営む三塚さん一家。恵さん(右から2人目)「小5の孫とつい最近、『過去と未来、どちらに行きたい?』」と話題になった=2016年2月23日、岩手県釜石市(植村光貴撮影)
  • 志津川の阿部優之介くん。震災後、奈良から転校してきた。かさ上げ工事の現場が遊び場だ=2016年1月17日、宮城県本吉郡南三陸町(松本健吾撮影)
  • 岩手県釜石市、岩手県大船渡市、岩手県陸前高田市、宮城県本吉郡南三陸町、宮城県名取市、福島県福島市

 ≪娘を思い出すと今でも涙が出ます≫

 真新しいこぎれいな家が立ち並ぶ団地。中央の広場ではボール遊びや駆けっこができる。

 東京電力福島第1原発事故で、福島県飯舘村から避難してきた佐藤優菜(ゆうな)さん(14)、綾花(あやか)さん(12)、榛香(はるか)さん(10)の3姉妹。一昨年9月、集合住宅から、福島市に完成したこの団地の一戸建てに引っ越した。

 「福島市での生活にも慣れました」と3姉妹。受験、バレーボール、習字とそれぞれが新生活に前向きに取り組む。

 村では学校を含め来年度中の帰還を目指すが、村民の胸中は複雑だ。村には、いまも廃棄物を入れた黒い袋が積み上がり、復興工事のダンプが走り回る。除染の程度も心配だ。

 「帰村については、もうちょっと様子を見てから考えたい」。父の隆一さん(39)はつぶやいた。

「今も娘のことを思い出すと涙が出ます」

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