アットホームな工房
生地はイタリアなどから上質のものを調達する一方、デザイン・縫製は全てガリシアに持つ自社工場で行っている。スタッフはみな近郊に住み、工房は家族のような雰囲気で明るく広々としている。表参道のショップはその雰囲気を再現。現地の教会で使われていた壁を移築した調度品や、造船所を経営するロサリオさんの父が作った船の模型や、アルフレドさんが描いたグラフィック、2人が選んだ工芸品や生活雑貨も扱っている。
2人は言う。「じっくり丁寧なファッションを作っていきたい」。上質なファッションが何かを分かる人たちのために、身の丈にあった仕事を進めていきたいという姿勢は、ブランドの精神そのものでもある。(藤沢志穂子、写真も/SANKEI EXPRESS)
■D-due H.P.FRANCE 東京都港区北青山3の7の10、(電)03・3409・0627、午前11時~午後7時30分、不定休。
※価格は税別です。