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秘境の村に残る「風葬」 インドネシア・バリ島 (1/3ページ)

2016.3.18 10:00

バリ島北東部のバトゥール湖東岸の村、トルニャンにある風葬の“墓地”。横たえられた遺体は竹の囲いで覆われ、周辺には食器や籠などの生活用品が無造作に置かれている=2016年1月9日、インドネシア(今井竜也さん撮影)

バリ島北東部のバトゥール湖東岸の村、トルニャンにある風葬の“墓地”。横たえられた遺体は竹の囲いで覆われ、周辺には食器や籠などの生活用品が無造作に置かれている=2016年1月9日、インドネシア(今井竜也さん撮影)【拡大】

  • 風化し白骨化した遺体は、頭蓋骨だけがまとめて並べて整頓されている=2016年1月9日、インドネシア・バリ島(今井竜也さん撮影)
  • バトゥール湖。バトゥール山の噴火でできたカルデラ湖で、湖畔には古くから暮らす民族の集落がいくつかあり、その一つが風葬で知られるトルニャン=2016年1月8日、インドネシア・バリ島(今井竜也さん撮影)
  • バリ島南部、クタの砂浜で行われていた火葬。バリ・ヒンズー教のガベンと呼ばれる火葬法にのっとって葬儀は営まれた=2016年1月14日、インドネシア(今井竜也さん撮影)
  • 火葬されたばかりの遺骨を海に流す葬儀の参列者たち=2016年1月14日、インドネシア(今井竜也さん撮影)
  • 遺体を鳥類や小動物から守り、雨露をしのげるように施された囲いや傘=2016年1月9日、インドネシア(今井竜也さん撮影)
  • 囲いの中で布を掛けられた遺体。5カ月の間、こうして眠り、風化していく=2016年1月9日、インドネシア(今井竜也さん撮影)
  • インドネシア・バリ島

 日本から年間20万人以上が訪れるインドネシアのバリ島。温暖でマリンスポーツ、トレッキングや固有のダンス、エステとさまざまな楽しみ方ができるアジア有数のリゾート地として知られるが、イスラム教ではなく島独特のヒンズー教を崇拝してきた島民は今も幾多の伝統的儀式や文化を受け継いでいる。あまり聞きなれない葬法「風葬」もその一つである。遺体を風にさらし自然に朽ち果てるのを待つ葬法で、今では島で唯一、この風習が残る村、トルニャンに足を運んだ。

 青い空から太陽の光が溢(あふ)れ、波の音が心地よく聞こえる海岸が広がるバリ島の中心街のクタ。ここから車で空の玄関口、デンパサールを抜け、北へ3時間ほど走ると世界遺産に登録されているカルデラ湖、バトゥール湖が眼前に広がる。その湖畔の村の一つがトルニャンだ。人口は300人弱、レストランもなく、学校も小学校が1校あるだけで、まさに秘境と呼ぶにふさわしい風情の村である。

 風葬の“墓地”は、湖畔の船着き場からボートで15分ほどの隔離された場所にあった。岸に上がり、森を少し奥へ進むと、シンプルな墓地の入り口があり、開いた傘と竹の囲いが遠巻きに目に入った。寝かされた遺体を、雨や小動物から守るための仕組みだった。そして歩を進めると、並べられたおびただしい数の頭蓋骨と出くわし、いきなり度肝を抜かれた。

ゆっくりと死を受容…土に返る

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