雑貨一つ一つを見るたびに、「あれ、これはどこかで見たような?」「え、こんなデザインもあるの?」「今の時代にぴったりの機能だなー」などと、いちいち気づいたり、感心したり。
今回、展覧会ディレクターを務めたプロダクトデザイナーの深澤直人さん(多摩美大教授、日本民芸館館長)は、「みんな雑貨が好き、というムーブメントが起きていることは事実だろう。雑貨には同調することはあっても、説明は必要ない。一つ一つを見て、そのリアクションを楽しんでほしい」と魅力を挙げた。
しかし、見るだけではどうも、物足りない。会場にはコンセプトショップ「雑貨店」もあり、一部ではあるが、気に入った「雑貨」を衝動買いして、家に持ち帰ることもできる。(原圭介、写真も/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
■企画展「雑貨展」 6月5日まで、21_21DESIGN SIGHT(東京都港区赤坂9の7の6)。火曜休館(ただし5月3日は開館)。一般1100円。(電)03・3475・2121。