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自爆の兄弟 パリにも関与か ベルギー同時テロ

2016.3.24 00:00

ブリュッセル中心部にある証券取引所の前で、爆破テロの犠牲者を悼む親子。卑劣なテロはまたも「IS」の仕業だった=23日(AP)

ブリュッセル中心部にある証券取引所の前で、爆破テロの犠牲者を悼む親子。卑劣なテロはまたも「IS」の仕業だった=23日(AP)【拡大】

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 卑劣なテロは、やはりイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の仕業だった。ベルギーの首都、ブリュッセルの国際空港と地下鉄駅で発生した同時テロに、日本人が巻き込まれていたことが23日、分かった。現地在住者の30代の男性1人が意識不明の重体、別の日本人男性1人も軽傷。2人は地下鉄で爆発に巻き込まれた。日本の生命保険協会によると、30代の男性は2015年4月から国際保険協会連盟に出向中。病院によると、昏睡状態という。

 ■「イスラム国」が犯行声明

 ISは犯行声明で、テロの実行犯らは正確に国際空港や地下鉄を標的にしたと指摘。そのうえで「侵略の代償として十字軍連合は暗黒の日々を迎える」として、IS掃討を目指す欧米諸国に対して警告した。

 ベルギー公共放送RTBFは23日、空港で自爆した男2人はブリュッセル在住のハリド・バクラウィと、ブラヒム・バクラウィの兄弟だったと報じた。2人には犯罪歴があり、警察に把握されていたが、これまでにテロにかかわった記録はないという。ベルギー国内では一時、空港から逃走した男を逮捕したと伝えられたが、まもなく別人と判明。情報が錯綜した状態が続いている。

 昨年11月のパリ同時多発テロの実行犯として今月18日に逮捕されたサラ・アブデスラム容疑者の潜伏先のアパートは、兄弟のうちどちらかが偽名で借りていたとされ、兄弟がパリ同時テロに関与していた可能性も浮上している。

 国際空港の自爆テロでは、帽子を被っていた男が持っていた爆弾は爆発せず、現場から逃走。空港に残された爆弾は、約6時間後、ベルギーの軍当局が爆破処理した。

 ■爆弾、旗など押収

 3人は、スカールベーク地区からタクシーを利用して国際空港に向かった。この際、3人を不審に思った運転手が警察当局に通報。これを受け、検察当局が3人が出てきた家を捜索、くぎを使った爆弾や化学物質、ISの旗などを発見した。爆発物は殺傷力を高めるため、くぎなどが使われていたとみられる。

 一方、地下鉄マールベーク駅で22日午前9時すぎに起きた爆弾テロの犯人像は、まだ明らかになっていない。地下鉄が23日、一部区間で運転を再開したが、駅の入り口には兵士が立ち、警察官が利用客の荷物を厳しくチェックした。

 デブロック保健相によると、テロの死者は34人、負傷者は約260人にのぼるという。レインデルス外相は、被害者の国籍は世界約40カ国に及ぶとしている。

 英国やドイツなど欧州各国では、空港や鉄道駅などで厳戒態勢が続いた。ブリュッセル国際空港はこの日も閉鎖され、全便が欠航した。このほか、ブリュッセルで29日に開催予定だったサッカーのベルギー代表とポルトガル代表の親善試合が中止になるなど、各方面にテロの影響が広がっている。

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