ネコに会える?文壇バー
宵っ張りの本好きにうれしいのは、新宿三丁目の「ネコ文壇バー 月に吠(ほ)える」。その名の通り、“ネコ本”を集めたバーだ。新宿・ゴールデン街で気軽に本好きが集まれるバー「プチ文壇バー 月に吠える」を経営するコエヌマカズユキさんが、「昨年10月から突然自分の中で激しいネコブームがやってきて」、わずか2カ月後にオープンさせた。
雑居ビルの3階という難易度の高い立地だが、靴を脱いで上がれば明るく清潔な空間が広がる。萩原朔太郎の『猫町』といった古典から漫画『ドラえもん』までがそろうネコ本は現在約300冊。中には梶井基次郎や向田邦子の作品もあり、「えっ、この人もネコ文学書いているの?」などと、作家の意外なネコ顔を知ることができる。ネコ本持参者は1杯無料(蔵書とかぶらなければ)で、蔵書は現在も増殖中という。