サイトマップ RSS

自分でも消化できていない「奇書」 「バベル九朔」著者 万城目学さん (1/4ページ)

2016.3.27 10:30

作家、万城目学(まきめ・まなぶ)さん。2年半ぶりの長編。「まさに『奇書』になったと思います」と話す=2016年2月12日(塩塚夢撮影)

作家、万城目学(まきめ・まなぶ)さん。2年半ぶりの長編。「まさに『奇書』になったと思います」と話す=2016年2月12日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 「バベル九朔」(万城目学著/KADOKAWA、1600円+税、提供写真)

 【本の話をしよう】

 今年デビュー10年目を迎える作家、万城目学さん(40)。2年半ぶりの長編『バベル九朔(きゅうさく)』は、奇想天外なファンタジー冒険小説だ。

 「『奇書』ですね。風変わりというか、めちゃめちゃな作品やと自分でも思います。自分でもまだ消化できていない、抱えあぐねるような感じがある」

 閉鎖空間に広がるカオス

 作家志望の「俺」は、新人賞に応募するための原稿をしたためながら、祖父が残した雑居ビル「バベル九朔」の管理人をしている。巨大ネズミが出没したり、空き巣が入ったり。忙しく管理業務をこなす俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現れる。「扉は、どこ?」-女の謎の問いかけに困惑する俺。ビルの一室に飾られた1枚の絵に触れた次の瞬間、なぜか俺は湖で溺れていて…。

 雑居ビルという閉鎖的な空間に広がるカオス。「閉鎖空間の奇妙さが好きで…。ビルからは一歩も出ずに書こうと決めていました」。売れない探偵や押しの強いおばなど、個性的な人物をいなす管理人業務をユーモラスに描写した日常的な前半と、一気にファンタジーが加速する後半の対比が印象的だ。「振れ幅を大きくしたいと。前半と後半を全く違うテイストにしています」

純文学のニュアンスも

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ