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最高の表現は「よく練られた逸脱」こそが生む 『草枕』を何度も読んでいたピアニスト。グレン・グールド。 松岡正剛 (1/3ページ)

2016.3.27 11:00

 【BOOKWARE】

 グレン・グールドの愛用のピアノは1945年製のスタンウェイを自分好みに改造したものだった。もっとも晩年はヤマハの音質も気にいって、最後のバッハはヤマハで弾いた。

 母は声楽、父はヴァイオリン。7歳でトロント王立音楽院に合格して、オルガン奏者になり、14歳のときにピアニストとしてベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」でデビューした。23歳、ワシントンとニューヨークでたてつづけに演奏したところ新聞が絶賛し、翌日にはCBSが終身録音契約を申し出た。さっそくデビュー盤を弾いた。当時はあんなに退屈なものはないと言われていたバッハの「ゴルトベルク変奏曲」だった。

 水道水は飲まない。床上35・6センチの椅子じゃないとピアノを弾かない。夏でも厚着でしかいられない。電話の向こうで咳がすると「うつるから」と受話器を切る。演奏しながら鼻歌を入れたりハミングをする。一番嫌いなものは飽食と大衆。

最もすぐれた芸術とは「よくよく練られた逸脱の様式」

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