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【パリ羊羹コレクション】(上) 花の都からブランド発信 (3/4ページ)

2016.3.27 13:00

パリ羊羹(ようかん)コレクション会場を訪れた男の子のために猫をモチーフにしたアニマル上生菓子を作る青柳正家(東京都墨田区)の須永友和社長=2016年3月20日、フランス・首都パリ・マレ地区(田中幸美撮影)

パリ羊羹(ようかん)コレクション会場を訪れた男の子のために猫をモチーフにしたアニマル上生菓子を作る青柳正家(東京都墨田区)の須永友和社長=2016年3月20日、フランス・首都パリ・マレ地区(田中幸美撮影)【拡大】

  • パリ羊羹(ようかん)コレクションの生菓子作りのデモンストレーションで、完成した美しい生菓子を客に手渡す巌邑堂の内田弘守社長。シンガポールやマレーシアなどアジアでの実演経験が豊富な内田さんは「作っているとアジアの人はワッと盛り上がるが、フランスの人は見るところがすごく細かく考えながら食べている感じがする」という=2016年3月20日、フランス・首都パリ・マレ地区(田中幸美撮影)
  • 青柳正家の須永友和さんがデモンストレーションで作ったバラをモチーフにした羊羹(ようかん)「華のもてなし」。食用バラを羊羹にねり込んでバラの形に仕上げ、緑の羊羹、ウィスキーで香り付けした寒天のジュレを流して固めた一品。試食用は毎回あっという間になくなった=2016年3月20日、フランス・首都パリ・マレ地区(田中幸美撮影)
  • 内覧会では、桂由美さんの服に身を包んだモデルも登場し、花を添えた=2016年3月18日、フランス・首都パリ・マレ地区(田中幸美撮影)
  • 招待客をメーンに行われた17日の内覧会で、和装で客をもてなす虎屋取締役の黒川光晴さん(右)=2016年3月18日、フランス・首都パリ・マレ地区(田中幸美撮影)
  • 会場近くにあるパリで最も古い歴史を持つマルシェ「アンファンルージュ」は、イタリアンやモロッコ料理のクスクスなどが味わえるダイニングが並び、食に関心の高い人たちでにぎわう=2016年3月20日、フランス(田中幸美撮影)

 さらに、観光地以外の商店はすっかり閉まる習慣のあるフランスで、この地域は日曜営業の店が比較的多い。主催者側は、食べ物に敏感なフランス人がマレ地区に繰り出して、羊羹コレクションにも足を運んだと分析する。4日間の開催だったが、土日は津波のように人が押し寄せ、特に生菓子作りのデモンストレーションが行われたフロアは立錐(りっすい)の余地がないほどの来訪者で埋まった。パリ在住の日本人も多数訪れた。

 フランスでは、豆は粒状のまま煮るなどして塩辛い味付けで食べることが多いため、主催者側は当初、甘い豆に抵抗感があるのではと心配していた。しかし、実際は「どこに売っているのですか」「ここで買えないのですか」という問いかけが相次ぎ、フランスの人たちに好印象を持たれたことがうかがえた。

 虎屋の黒川光晴取締役(31)も「一口食べてウーンとなって、手を引っ込める人は、私が対応した中でもわずか2人くらいで、食べたときに変な顔をする人が少なかったことに逆に驚きました」と話す。米屋の諸岡良和社長(41)も「日本と食文化が違うのに、意外と小豆への拒否感がない」と驚いた様子だった。

パリ羊羹コレクション出展11社

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