【ノルディックスキー】渡部暁斗 距離で精彩欠き4位

2016.2.11 06:50

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は9日、ノルウェーのトロンヘイムで個人第11戦が行われ、渡部暁斗(わたべ・あきと、北野建設)は4位に終わり、7戦ぶりに表彰台を逃した。

 前半飛躍(HS140メートル、K点124メートル)は124.5メートルを飛んで3位につけたが、首位と33秒差で出た後半距離(10キロ)で精彩を欠いた。ヨルゲン・グローバク(ノルウェー)が今季初勝利、通算2勝目を挙げた。

 好調のジャンプとは裏腹に、走りの調子が上がってこない。前半飛躍で3位につけた渡部暁は、逆転を期した後半距離で順位を落とした。トップと33秒差は十分に射程圏内だっただけに「もやもやが続いている」と浮かない顔だった。

 今は飛躍の調子がいいことが頼みの綱だ。好飛躍で上位につけ、走力がかみ合うのを待つしかない。「またチャンスがめぐってくるように、いいジャンプをするだけ」と気持ちを切り替えた。(共同/SANKEI EXPRESS)

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