【カリスマQ&A】キッズを過ぎてもダンスを続けてますか?

2016.2.15 13:30

 これは子供がダンスをやっているお父さんかお母さんからの質問ですかね。ダンスを続けているかどうかについては、キッズダンスをやっている人数よりは減るかと思います。

 子供の頃って集中して自分の習い事に没頭できると思うのですが、だんだん大きくなってくると、いろいろな人間関係が出てきますし、経験も増えて他のことにも興味が出てきたりしますね。あとはファッションや遊び、恋愛というようなことでダンスを離れたりすることもあります。でも、その方が絶対に感性が磨かれるし、経験が増えれば増えるほどダンスもいい味になるのじゃないかと思いますね。ダンスを続けてほしいと、ご両親が思っているならば、まずは子供がダンスを楽しんでいるかどうかを気にしてほしいですね。“好きこそものの上手なれ”というように、やはり好きという感情がどんなことでも重要かと思います。

 冒頭の質問に戻ると、継続するにあたって「ダンスで食べていけるか?」といった問題に直面する時期が必ずきます。実際はダンスで食べている人は多いので「今は食べられますよ!」と言います。でもそれが自分の望むタイプのダンスの職業かはよく考えないといけません。基本的にインストラクターで生計を立てるダンサーが多いのです。

 もし、バックダンサーや海外でバトラーとして、あるいはコリオグラファーとしてという目標ならば、きちんとした計画を立てる必要があります。今やダンサーは人気な職業の一つですから、競争社会でもありますね。(株式会社「アノマリー」代表取締役兼ダンサー カリスマカンタロー/SANKEI EXPRESS)

 ■カリスマカンタロー 本名は神田勘太朗。長崎県出身。36歳。世界最大級のダンスソロバトル大会「DANCE@LIVE」のプロデュースをはじめ、ダンス関連の企画演出などを行う株式会社アノマリーの代表取締役兼ダンサー。ストリートダンスのワールドカップ構想を掲げ、世界進出を目指す。

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