4月2日から一般向けの見学を始めるUCC上島珈琲滋賀工場=滋賀県愛荘町【拡大】
UCC上島珈琲滋賀工場(滋賀県愛荘町)が4月初めから始める一般向けの工場見学に予約が殺到している。最新の設備でペットボトル入りコーヒー飲料の製造過程が見学できるほか、試飲や販売コーナーもあり、家族連れも楽しめる内容が人気を呼んだようだ。工場見学は“工場萌え”という言葉を生むなど最近ブームだが、背景にはもの作りの現場を間近に見たい消費者と、製品アピールの機会にしたい会社側という双方の思惑もあるようだ。
昨年5月に完成したUCC滋賀工場は、延べ床面積3万4千平方メートル。すでに一部で操業を始めていたが、今年3月、ペットボトルコーヒーの主力商品「職人の珈琲」がリニューアルされたのに伴い、本格稼働を始めた。キャップ付き缶コーヒーの製造も手がけており、投資額は同社の工場向けでは過去最大の100億円に上る。