“ガラ軽”日本が誇る芸術品 ものづくりと雇用を守る技術の結晶 (1/5ページ)

2013.4.3 12:00

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  • ダイハツが2012年12月20日から販売している軽乗用車の新型「ムーヴ」(提供写真)
  • ホンダの軽自動車「N-ONE」
  • ダイハツ工業が一部改良して発売した軽自動車「ムーヴ」
  • スズキの軽自動車「アルトラパン」のツートンカラーモデル(同社提供)
  • ホンダの軽自動車「N-ONE」のツートンカラーモデル(古川有希撮影)
  • ホンダの新型軽自動車「N-ONE(エヌワン)」


スズキの湖西工場で生産される軽自動車「ワゴンRスティングレー」。すべて国内で生産される軽は空洞化阻止の切り札だ=静岡県湖西市

スズキの湖西工場で生産される軽自動車「ワゴンRスティングレー」。すべて国内で生産される軽は空洞化阻止の切り札だ=静岡県湖西市【拡大】

 低燃費・スモール技術 海外も視野

 日本人好みの機能を搭載し、世界標準と異なる通信方式の日本の携帯電話は、独自の生態系を持つガラパゴス諸島になぞらえ、ガラパゴス携帯と呼ばれた。今、このガラケーに代わり、「ガラパゴス自動車」が日本の産業再生のキーワードになろうとしている。小さな車体にたくさんの技術が詰まった軽自動車だ。

 「一定の制約の下で挑戦したからこそ、技術力は向上した。技術屋から見たら、軽自動車は芸術品だ」。軽を代表するメーカー、スズキの鈴木修会長兼社長が力説する。

 軽は自動車税が低く抑えられるなど税制面で優遇される一方、車の大きさを長さ3・4メートル、幅が1・48メートル、高さ2メートル以下、排気量を660cc以下にしなければいけない決まりがある。

 その中で、いかに顧客に室内空間の広さ、足回りの快適性、安全性を満足させるかを競った歴史が、自動車各社の腕を磨かせた。ホンダの伊東孝紳社長も「軽の技術は今後も上がる」と胸を張る。

ガラパゴスの殻を破り、新たな道を開く軽自動車

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