なぜ?鉄道各社が高齢者向け事業強化 ゆりかごから墓場まで…沿線住民サポート (1/4ページ)

2013.8.22 06:00

南海電気鉄道の有料老人ホーム「南海ライフリレーションあびこ道」は、ゆったりとした作りで落ち着いた雰囲気だ

南海電気鉄道の有料老人ホーム「南海ライフリレーションあびこ道」は、ゆったりとした作りで落ち着いた雰囲気だ【拡大】

 関西の鉄道各社が高齢者向け事業に本格参入し始めた。南海電気鉄道がグループ会社の保有地で7月から有料老人ホーム運営に乗り出したほか、阪神電気鉄道は線路の高架下で10月にデイサービス施設を開業する。“本業”とは懸け離れた多角化のようにも見えるが、各社は「将来の収益の柱」にと意気込む。沿線人口の減少で輸送人員が伸び悩む中、鉄道各社はなぜ、高齢者向け事業を強化しようとするのか…。

 鉄道会社ならでは“超駅近”老人ホーム

 南海電鉄の子会社、阪堺電気軌道の我孫子道駅(大阪市住吉区)そばの我孫子道車庫。7月、この車庫の一角にある遊休地で、有料老人ホーム「南海ライフリレーションあびこ道」がオープンした。

 敷地面積は1800平方メートルで、居室数は90。南海電鉄子会社の南海ライフリレーション(大阪市中央区)が運営し、介護と障害者の自立支援を手掛ける。介護職員が24時間常駐するほか、日中は看護師もいる。平日の昼食は定食や麺など複数のメニューから選べる。

高齢化社会を反映して、沿線の高齢者人口は急増している

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