メガソーラーを救う草食動物たち 雑草モグモグ…発電量維持と経費削減に貢献 (3/4ページ)

2013.10.20 07:00

  • 大分石油が雑草対策のため購入したエミュー=大分県宇佐市


 羊は六甲山牧場(神戸市)から無償で譲り受けた。3頭で十分だとみるが、様子を見て増やすかどうかは検討する。

 羊の手入れは地域住民

 同社の創業者、川西清兵衛(せいべい)は早くから羊の飼育に関心を持ち、明石の国有林を5500円で落札し、明治45年に「日本毛織土山緬羊飼育場」を開設した。その後、牛の飼育に切り替えられ、昭和30年代まで牛の牧場として利用された。さらにその後はゴルフ場が整備され、メガソーラーはその跡地に設置された。

 同社総務法務広報室は「うちは毛織物の会社でもあり、マスコットキャラクターも羊。そもそも、あそこは羊と縁があるところだった」と説明。ソーラーパネルが広がる無機質な空間に、羊が放牧されることによる癒し効果も強調する。

 朝夕の羊の厩舎(きゅうしゃ)からの出し入れや清掃などは近くの住民に手伝ってもらうなど、地域住民との交流も生まれており、同社は地元の小中学校の児童、生徒らの施設見学なども予定している。

「比較的おとなしいエミューを飼うことにした」

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