【その21】国内ではなく、海外へ積極投資せよ
円安メリットを受ける外国株式に投資
個別株ではなく投信での運用を考えるのであれば、低コストのインデックスファンドでの運用をお勧めしたい。
為替市場は、今後も緩やかな円安傾向が続くと考えられるので、資産の一部は外貨建て資産で保有したい。そのため、外国株式(先進国、新興国)に分散投資しておくのがいいだろう。
今回はファンド4本を選んでおり、債券インデックスファンドを1本推奨しているが、リスクが取れるのであれば海外株式ファンドの先進国と新興国を対象にしたファンドに25万円ずつでもいい。
小屋洋一 マネーライフプランニング代表 慶應義塾大学経済学部卒業。金融機関、不動産会社を経て現職。株式と不動産に強い。
【その22】ローコストでローリスク
毎月1万円ずつ積み立て投資するのも手
NISA投資で考慮するのは、大きく利益を狙うよりも、損しないこと。また、運用期間は最大5年と決まっているため、長期投資には時間的にも短く、思い切ったリスクは取りにくい。
今回選んだSMTインデックスシリーズは、取扱窓口が比較的多く、ノーロードで運用管理費用も安い。基本の4資産(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)に分散し、リスクの分散を図る。
また、一度にすべて買わずに、たとえば、4資産をそれぞれ毎月1万円ずつ4資産を購入し、1年かけてポートフォリオを完成することで、時間分散の効果も得られる。
竹内弘樹 ライフパートナーズ サイト「やさしい投資信託のはじめ方」を運営している。著書に『はじめての積立て投資1年生』(明日香出版)など