【その23】先進国の株に強気で投資
上昇相場での投資は中・小型株ファンドが有効
2014年以降も日米を中心とした先進国の成長が期待できる。日本はアベノミクスによる景気回復が本格化しつつあり、米国はシェールガス革命により今後の安定的な経済成長が見込めるため、先進国に投資する株式投信で運用したい。
特に、上昇相場のときは大型株より中・小型株がより大きく値上がりする可能性が高いので、中・小型株に投資するファンドを選択した。現状、NISAは期間限定の制度なので、3~5年程度での値上がり益を積極的に狙い、運用益非課税の恩恵を享受したい。ただ、値下がりしたときは損切りする勇気も必要。
長谷剛史 長谷ファイナンシャルプランナー事務所 独立系FP事務所を開業して8年の実績があり、個別相談、講演、執筆等を精力的にこなす。
【その24】分散、低コスト、中・小型のファンド
インデックス、アクティブ運用でチェックする項目は違う
NISAを全体資産のどれくらいに割り当てるかにもよりますが、NISAを活用するためには値上がりが期待できる資産、日本株・外国株への配分を多くするのがひとつの方法。
投資する商品は、NISAだからといって選ぶ基準を変える必要はなく、低コストで分散投資できる商品から選ぶことが大事。アクティブ運用のファンドは、過去のリターンにだけ注目するのではなく、コスト(信託報酬)、純資産の増加のチェックが必要だ。「世界経済インデックスファンド」は、バランスファンドだが低コストなうえ、これ1本で世界の株式と債券に投資できる。
尾上堅視 家計の総合相談センター お金に関する相談を生活者目線で行なう。ブログ「かえるの気長な生活日記。」を公開中。