来春に長野-金沢間の延伸開業でデビューする北陸新幹線の新型車両「W7系」が7日、川崎重工業兵庫工場(神戸市兵庫区)からJR西日本白山総合車両所(石川県白山市)に向けて搬出され、報道陣に公開された。
W7系はJR東日本の「E7系」と同型。アイボリーホワイトのボディーに、伝統工芸と空をイメージした銅色と青色の帯を施した。車内は新幹線で初めて全照明に発光ダイオード(LED)を使用している。携帯電話の充電などに対応できるよう、すべての座席で電源コンセントが使える。
この日は、長さ約25メートル、高さ約3・4メートル、重さ約30トンの車体をクレーンで持ち上げ、工場に隣接する運河の台船へ積み込んだ。貨物船に乗せ替え、今月中旬にも金沢港に到着する予定。