フリー集団が開発を手がけるのが新トレンド
最近はミクシィが外部のゲームクリエーターを招聘してネイティブ系の『モンスターストライク』をヒットさせるなど、ゲームの開発形態にも変化の兆しが表れ始めた。「今後のトレンドは映画のように有能なフリーのクリエーター集団が『〇〇組』という形でゲーム開発を請け負う流れ。当社としても100%自社開発でなく、他社との協業なども視野に入れ、リスク管理をしながら打席数を増やしていきたいですね」
SNSゲームを支えているのは課金力の高い30代男性ユーザー。「なにかと閉塞感の強い日本ですが、SNSゲームは『やればやっただけ(努力すれば努力しただけ)報われる』。ちょっとした課金と時間を費やすことで気持ちがほっこりして、また明日も頑張ろうとユーザーさんに思ってもらえるのがSNSゲームの社会的意義だと思います」
エイチーム(東証1部・3662)
ネイティブ系、グリー向けで安定収益を得て、今期中にLINEのゲームをリリースしたい
ネイティブ系、グリー、LINEの3本柱が強み
名古屋に本社を置くエイチーム。700万ダウンロードのネイティブ系カードバトルゲーム『ダークサマナー』が有名。昨年12月にはLINEのグループ会社・韓国NHNエンターテインメントとの資本提携を好感し、株価は4倍高まで急騰した。ゲームだけでなく、「引越し侍」「ナビクル」「すぐ婚navi」など比較サイトも手がけ、安定黒字経営で、前2013年7月期からは配当も実施。