先端技術詰め込んだ自衛隊員の戦闘服 “熟練のワザ”製造工場を初公開 (1/3ページ)

2014.8.3 07:07

  • 陸上自衛隊の「防暑服4型、迷彩」。生地が薄く、極暑地域向けで、イラクの復興支援の際にも使用された=大阪府島本町
  • 航空自衛隊の「作業服改、空」=大阪府島本町の大阪染工
  • 陸上自衛隊が使用している戦闘服=大阪府島本町の大阪染工
  • 丁寧に検品される生地=大阪府島本町の大阪染工
  • 迷彩柄のプリントに使われる型。黒、茶、深緑の3色計3本の型が、生地の上で転がり、迷彩柄をプリントする=大阪府島本町の大阪染工
  • 緑色に地染めされた生地に迷彩柄がプリントされる=大阪府島本町の大阪染工(同社提供)
  • 特殊な機械で色の分光反射率を調べている=大阪府島本町の大阪染工(同社提供)
  • 防弾チョッキが着やすいように開襟から縦襟に改良された=大阪府島本町の大阪染工
  • 大阪染工の本社=大阪府島本町


海上自衛隊の「陸上戦闘服、2形」=大阪府島本町

海上自衛隊の「陸上戦闘服、2形」=大阪府島本町【拡大】

 自衛隊の戦闘服などを製造しているユニチカグループが、染めの工程を手掛ける子会社「大阪染工」(大阪府島本町)の工場を初めて報道関係者に公開した。赤外線による探知を難しくする加工など日本の繊維産業が誇る先端技術が注ぎ込まれており、熟練の職人たちが国を守る自衛隊員の活動を支えていることが分かった。(栗井裕美子)

 すべての球を“ストライク”に

 戦闘服は、周囲の目を欺く目的から高度な技術が必要となり、国内では3社しか製造できない。ユニチカグループは年1万5千~2万着を供給しており、防衛省が求める基準より高い合格ラインを自主的に設定。工場が公開された今月23日、石井寛・捺染(なせん)工務部長は「すべての球をストライク(合格)にする」との意気込みで職人たちは作っていると語った。

 生地には、耐火性に優れた「難燃ビニロン」という素材を配合しており、摩擦や汗に強い染料「スレン」を使用している。いずれも変色しやすい特性があるため、でき映えが最後まで分からないのが難点という。

反射率は、生地の産地や製造時の天気で変わるなど不確定要素は尽きない

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