“廃虚感”がたまらない… 「マンポ」に魅せられ全国探訪する男性 (3/5ページ)

2014.11.23 07:11

  • 「春日野マンプ」と呼ばれる春日野隧道=福井県南越前町
  • 「大白倉マブ」=新潟県十日町市
  • 「くろまんぷ」と呼ばれる林田隧道=兵庫県猪名川町
  • 「大谷マンボウ」と呼ばれる東皿池橋梁=兵庫県西宮市
  • 三重県いなべ市の片樋地区にある素掘りの「マンボ」
  • 滋賀県湖南市にあるマンポ「由良谷川隧道」の前に立つ森野さん
  • 大沙川隧道の前に立つ森野さん。「アーチの丸みは見ていてほっとする」という=滋賀県湖南市
  • 狼川トンネルの「ねじりまんぽ」=滋賀県草津市
  • 馬坂川跨線橋の「ミツマンボ」=京都府京田辺市
  • 「美作まんぷ」=岡山県美作市
  • 「吉永のマンポ」と呼ばれる大沙川隧道=滋賀県湖南市
  • 「夏見のまんぽ」と呼ばれる由良谷川隧道=滋賀県湖南市


インクラインの「ねじりまんぽ」=京都市

インクラインの「ねじりまんぽ」=京都市【拡大】

 「石橋が好きでも、写真が趣味でもなかったんですが、集めてみると『石橋』と一口で言えど形はさまざま。見る角度によって表情も変わる」。いつしか石橋にのめりこみ、「石橋愛好家」を自称するようになった。

 石橋ファン同士で交流するうち、愛好団体の会報に見慣れない言葉が載っていた。「マンポ」。そこで紹介されていた大沙川隧道を訪ねてみると、トンネルのアーチの丸い形に不思議と心が安らいだ。石橋も面白いが、マンポも負けず劣らず面白い。

 こうして、約15年前から全国のマンポ探訪が始まった。

 語源は?

 森野さんが調べたところ、「マンポ」は滋賀県南部を中心に使われている呼び名だった。滋賀県北部や三重県などでは「マンボ」と言い、愛媛県や岡山県、兵庫県などに行けば、「マンプ」と呼ばれていた。

 そもそも、この変な言葉の語源は-。

ひと口にマンポと言っても、さまざまなタイプがある

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