“廃虚感”がたまらない… 「マンポ」に魅せられ全国探訪する男性 (5/5ページ)

2014.11.23 07:11

  • 「春日野マンプ」と呼ばれる春日野隧道=福井県南越前町
  • 「大白倉マブ」=新潟県十日町市
  • 「くろまんぷ」と呼ばれる林田隧道=兵庫県猪名川町
  • 「大谷マンボウ」と呼ばれる東皿池橋梁=兵庫県西宮市
  • 三重県いなべ市の片樋地区にある素掘りの「マンボ」
  • 滋賀県湖南市にあるマンポ「由良谷川隧道」の前に立つ森野さん
  • 大沙川隧道の前に立つ森野さん。「アーチの丸みは見ていてほっとする」という=滋賀県湖南市
  • 狼川トンネルの「ねじりまんぽ」=滋賀県草津市
  • 馬坂川跨線橋の「ミツマンボ」=京都府京田辺市
  • 「美作まんぷ」=岡山県美作市
  • 「吉永のマンポ」と呼ばれる大沙川隧道=滋賀県湖南市
  • 「夏見のまんぽ」と呼ばれる由良谷川隧道=滋賀県湖南市


インクラインの「ねじりまんぽ」=京都市

インクラインの「ねじりまんぽ」=京都市【拡大】

 マンポは古くから人々の生活に根付いていたようだ。「見ているだけでほっとするんです。アーチの丸い形は人間も柔らかくします」。その魅力について森野さんはこう話す。

 全国に珍しいマンポがあると聞けば、カメラを携えてどこへでも飛んでいく。ギャラリーや公民館などを借りて、撮りためた写真の展示会も何度か開いてきた。

 しかし撮影を続けている間にも、老朽化を理由に取り壊されたマンポは少なくない。「廃れゆくマンポ文化を守りたい」。写真展はそんな思いで開いている。「写真に感動しました」「マンポを残してほしい」。訪れた人が書き残していくメッセージは、森野さんの活動の原動力になっている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。