日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」が、1月に米ミシガン州デトロイトで行われた北米国際自動車ショーで「Q60 コンセプト」を初公開した。豪華なインテリアを流線型のアルミボディに包み込んだ“未来型”のスポーツクーペ。次期型「スカイラインクーペ」とも噂される注目のラグジュアリー・マシンを、豊富な写真とともに紹介する。(文・カメラ 大竹信生)
「Q60 コンセプト」は、曲線と光を巧みに組み合わせてデザインした2+2クーペ。外観にシャープなラインを取り入れて「究極のパワーとパフォーマンスの共存」を表現しているという。人間の瞳をモチーフにしたLEDヘッドランプは、光ファイバーケーブルを走らせたような複数のラインが特徴。ライトを点灯した際には、放射状に伸びた線の束が綺麗に浮かび上がる。リアのコンビネーションライトは立体感を出して全体を引き締めている。また、エアインテークなど細部の空力パーツはF1からインスピレーションを得ている。