独自の進化遂げた軽自動車 「シャレード」「パルコS」ダイハツの歴史 (1/8ページ)

2015.8.16 07:00

  • 軽三輪トラック「ミゼット」の展示スペースには町工場の雰囲気が再現され、映画「ALWAYS三丁目の夕日」の世界を思わせる
  • 現存する最古のダイハツ工業製発動機。滋賀県内の水田の灌漑用に使われていた
  • アニメ映画「となりのトトロ」にも同型機が登場したオート三輪の「ダイハツ号」
  • 働く女性が手軽に買えるおしゃれで快適なコンセプトの「ミラ」
  • 「広くて楽しいマルチユースワゴン」として当初は働くお母さんを応援する狙いだった「ムーブ」
  • 人気の2人乗り軽オープンカー「コペン」
  • 燃料電池自動車のコンセプトカー。窒素化合物の小型燃料による普及を提案する
  • サラリーマンにも手が届き一家4人が乗れる軽として、昭和41年に発売されたダイハツ初の軽四輪乗用車「フェロー」
  • 軽乗用車のカットモデルで構造を学ぶことができる


外形はできるだけ小さく、室内は広く、「5平方メートルカー」をキャッチフレーズに「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「シャレード」

外形はできるだけ小さく、室内は広く、「5平方メートルカー」をキャッチフレーズに「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「シャレード」【拡大】

【けいざい徒然草】

 狭い道でも通行可能な軽自動車は国土の小さな日本で進化を遂げ、世界的にも需要を獲得してきた。そのメーカーの中で唯一、関西に本社を置くダイハツ工業は平成29年に創立110周年を迎える。今年1月にリニューアルオープンした同社の史料展示館を訪ねると、軽を中心としたスモールカーが日本の暮らしに根付いてきた歩みをたどることができる。(栗川喜典)

 原点を知る

 ダイハツ工業本社(大阪府池田市)の社屋に隣接した史料展示館「ヒューモビリティワールド」。「ヒューモビリティ」は英語の「ヒューマン(人間)」と「モビリティ(移動性)」を合わせた造語で、暮らしに役立つ軽自動車の存在意義を発信するのが目的だ。

 展示スペースは建物の2~4階で、2階入り口近くに重さ2650キロの巨大なディーゼルエンジンが鎮座している。「現存するダイハツ最古の発動機です」と女性スタッフが紹介する。

今でいう“大学発ベンチャー”のようなもので…

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