独自の進化遂げた軽自動車 「シャレード」「パルコS」ダイハツの歴史 (5/8ページ)

2015.8.16 07:00

  • 軽三輪トラック「ミゼット」の展示スペースには町工場の雰囲気が再現され、映画「ALWAYS三丁目の夕日」の世界を思わせる
  • 現存する最古のダイハツ工業製発動機。滋賀県内の水田の灌漑用に使われていた
  • アニメ映画「となりのトトロ」にも同型機が登場したオート三輪の「ダイハツ号」
  • 働く女性が手軽に買えるおしゃれで快適なコンセプトの「ミラ」
  • 「広くて楽しいマルチユースワゴン」として当初は働くお母さんを応援する狙いだった「ムーブ」
  • 人気の2人乗り軽オープンカー「コペン」
  • 燃料電池自動車のコンセプトカー。窒素化合物の小型燃料による普及を提案する
  • サラリーマンにも手が届き一家4人が乗れる軽として、昭和41年に発売されたダイハツ初の軽四輪乗用車「フェロー」
  • 軽乗用車のカットモデルで構造を学ぶことができる


外形はできるだけ小さく、室内は広く、「5平方メートルカー」をキャッチフレーズに「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「シャレード」

外形はできるだけ小さく、室内は広く、「5平方メートルカー」をキャッチフレーズに「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「シャレード」【拡大】

 1970年代のゾーンでは、石油危機などで広さと快適さと経済性を求める声に応えた昭和52年発売の「シャレード」を展示。長さ3・46メートル、幅1・51メートルは当時の軽規格を超えた小型乗用車だが、「現在の軽(長さ3・4メートル以下、幅1・48メートル以下)とほぼ同サイズ」(女性スタッフ)といい、先進性を感じさせる。外形はできるだけ小さく、室内は広い「5m2(平米)カー」をキャッチフレーズに好調な売れ行きを示し、同社初の「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

 1980年代のゾーンには、バブル経済や男女雇用機会均等法施行などを反映し、働く女性が手軽に買えておしゃれで快適というコンセプトの軽乗用車「ミラ」(昭和55年発売)がある。車高の高いスタイルから「1・5BOXカー」と銘打ち、「4WD(4輪駆動)」「ターボ」といった追加車種や、ファション専門店とタイアップした「パルコS」なども記憶に残るロングセラー車だ。

 平成23年発売の「ミラ イース」はモーター併用のハイブリッド車(HV)を除くガソリン車で初めて、ガソリン1リットル当たりの走行距離30キロを実現。HVや電気自動車(EV)に続く「第3のエコカー」とアピールした。

平成7年発売の「ムーブ」は「広くて楽しいマルチユースワゴン」として登場

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。