【ミルトンキーンズ(英国)=内藤泰朗】日本のラグビーW杯第3戦となったロンドン北西部ミルトンキーンズの競技場は3日、「ブレイブ・ブロッサム(勇敢な桜)」と呼ばれる日本チームの勝利に、「次もぜひ勝利を」と熱い声援を送った。
競技場は、2万9000人以上という記録的な観客で埋め尽くされた。前半、日本がペナルティーキックで先制すると「ニッポン」コールが響き渡った。2トライを決め、リードを奪ったまま折り返した後半、サモアが一矢を報いたが、日本は6点を加え、逃げ切った。
日の丸を手に「桜旋風」「神風」などと書かれたはちまき姿の英国人のサポーターたちの姿もあった。英国人の観客たちは「この調子で、米国戦もぜひ勝って欲しい」と日本チームの健闘にエールを送った。
夫婦で応援に駆けつけた川崎市の会社員、沢村豊さん(53)は、「日本チームは進化している。必ず勝ちます」と話していた。
「日本の実力が世界に証明された」「努力は嘘をつかない」
負けられない一戦で躍動した。ラグビーのワールドカップ(W杯)で3日、日本代表は高い身体能力を誇るサモア代表に当たり負けないプレーをみせて圧倒した。