堺筋沿いの電気店すでに“全滅” 目立つ中国人観光客、変わってしまった電気街 (5/5ページ)

2015.12.6 07:15

  • 黒門市場を歩いていると、ウニやカキがすぐに食べられるようになっていた=大阪市中央区
  • 免税店となった旧喜多商店前で「10年で日本橋は変わってしまった」と語るデシリットルファクトリーの楠瀬航社長(左)と社員の立花亜希子さん=大阪市浪速区
  • 日本橋の象徴ともいえるアニメイトやメロンブックスが入るビル=大阪市浪速区
  • 日本橋のメーンストリートとなった「オタロード」
  • 堺筋を歩いていると「免税」と掲げた店をよく見かけるようになった
  • 黒門市場を歩いていると、アジア系の観光客であふれかえっていた


大阪の台所から屋台街へ変貌した黒門市場=大阪市中央区

大阪の台所から屋台街へ変貌した黒門市場=大阪市中央区【拡大】

 そのうえで、かつての栄華を誇っていた電気街の変わりぶりに、「日本橋は特殊な街だと思われているが、実は全国の商店街と変わらない問題を抱えている」と指摘する。

 その象徴的な例として、堺筋沿いにコンビニエンスストアやファストフード店の進出を挙げている。

 「地場の企業が減って、全国チェーン店が増えている。また、飲食店が増えていても、実は地元の人が経営する個人商店が増えているわけではありません。この傾向は、全国の商店街でも同じことがいえます」

 その一方で、「ウラなんば」といった地域が注目されていることを指摘し、「中古フィギュア店や携帯電話の買い取り店など、大手資本が参入できそうにない業界が日本橋で生き残っている。商品の回転が早いパソコン専門店もいまだに営業を続けている。今後はそういったニッチな業界が集まる街になるのではないか」と話している。

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