【試乗インプレ】レクサス「IS200t」で残雪の箱根を走破してみた! (1/6ページ)

  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t。写真では伝わりにくいが、エロティックでマッシブな佇まい。実物、カッコイイです
  • レクサスIS200t。シルエットはオーソドックスなセダン。でもディテールに目を凝らすと…
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t。スポーティーグレードだけあって、前輪は扁平率40の極太タイヤ
  • レクサスIS200t。後輪は異形タイヤ、扁平率35でさらに太い!
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t。FSPORTグレード専用のエンブレム
  • レクサスIS200t。ミラーの端に、死角に入った左右の後続車を知らせるアラートが内蔵されている
  • レクサスIS200t。2リッター直列4気筒ターボエンジン。エンジンルームもっとスカスカかと思ったら、結構ビッシリ詰まってます
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t。遮音材の効き具合はバッチリ。寂しいくらいにキャビンは静か
  • レクサスIS200t。トランク内。間口が広く、容量も必要十分ですが、タイヤハウスの張り出しが意外と大きいかな
  • レクサスIS200t。6:4分割でトランクスルーに。段差は大きめ
  • レクサスIS200t。そこはかとなく和のテイスト
  • レクサスIS200t。ヒーター装備のハンドル
  • レクサスIS200t。ここにもエンブレム
  • レクサスIS200t。フル液晶のメーターパネル。タコメーターは針表示、スピードは数値表示
  • レクサスIS200t。スポーツモードに切り替えると、タコメーターの目盛りに白い縁取りが
  • レクサスIS200t。エンジンオフで真っ暗
  • レクサスIS200t。マーク・レビンソン製のオーディオ。クルマ自体の高い遮音性と相まって、キャビン内は動くオーディオルーム
  • レクサスIS200t。ナビ画面は少し奥まったところに配置。運転の邪魔にならず、視線移動も最小限で済み、目のピントも合わせやすいが、ちょっと遠いかな
  • レクサスIS200t。高めのセンターコンソール。カップホルダーの位置が高すぎるのが難点
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t。ダッシュボード右端
  • レクサスIS200t。ペダルはアルミ製
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t
  • レクサスIS200t。試乗した日の箱根は路肩に残雪、ところどころ視界20m程度の濃霧が発生するコンディション。果たして、その乗り味は…
  • レクサスIS200t。試乗した日の箱根は路肩に残雪、ところどころ視界20m程度の濃霧が発生するコンディション。果たして、その乗り味は…
  • レクサスIS200t。試乗した日の箱根は路肩に残雪、ところどころ視界20m程度の濃霧が発生するコンディション。果たして、その乗り味は…


 最近日本でもよく耳にするようになった「ダウンサイジング」という考え方。小排気量エンジンに低回転から効く過給機を組み合わせることで、大排気量なみのパワーとトルクを実現すると同時に、燃料消費と排出ガスを減らして、環境負荷を抑えようというものである。欧州の自動車市場ではすでに主流となっており、大排気量エンジンが売りだった米国のメーカーですらこの動きが進んでいる。日本での環境負荷低減の取り組みは、ハイブリッド、電気、燃料電池の3つで市販にまでに大きく進んだ一方で、ダウンサイジングエンジンへの取り組みは遅れをとっていた。昨年になって、国内メーカーでもようやく動きがあり、トヨタは1.5~2リッターの排気量で展開していたオーリスに1.2リッターターボエンジンを搭載したモデルを追加。レクサスブランドではSUVのNX、RXに立て続けに2リッターターボ搭載モデルをラインナップしてデビューさせた。今回、試乗したIS200tは、そのNX、RXのものと基本的には同じ、2リッターターボエンジンを搭載したモデルとして追加された。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)

 現行IS自体は、発表からすでに3年近く経過しており、新型車とは言えない車種ではあるのだが、「国産のダウンサイジングエンジンを搭載したオーソドックスなセダン」という新しさに興味を惹かれ、試乗することとなった。渋滞路を含む市街地、高速道路、路肩に雪が残った箱根・芦ノ湖周辺の山坂道で、IS200tはどんな走りを見せてくれるのか。

レクサス初のダウンサイジングエンジン、ISとの相性は

 このエンジン、スペックだけ見ると、同じISの250に搭載されているV型6気筒エンジンよりもだいぶパワフルである。出力で30馬力、トルクは9kgf・m/rpm上回っている。実際、発進させてみると、2リッターのエンジンとしてはかなりトルク感が強く、ドライバー込みで1.7トンの車体を難なく加速させていく。順調に流れている一般道でも、高速道路での追い越しでも、急勾配の山坂道でも、不足を感じる場面はなかった。さすがに、より車重のあるNX、RXにも搭載されているエンジンだけのことはある。パワーがありあまるという感じもなく、ISのボディと相性のよい出力を持ったエンジンという印象を受けた。

なぜか気分が盛り上がらない。そのワケは…