【試乗インプレ】大きなボディに小さなエンジン VW「トゥーラン」を日光で試す (4/7ページ)

  • 男体山と明智平ロープウェイをバックに。日光・いろは坂のヘアピン&急勾配、果たしてゴルフトゥーランの走りは…
  • ゴルフトゥーラン
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  • ゴルフトゥーラン
  • ゴルフトゥーラン
  • これが今回の陰の主役。4気筒1.4リッターターボエンジン。ゴルフトゥーラン
  • アクセルペダル右側にもフットレストが。高速道路でのクルーズコントロール使用時に右足を置けるのがとても楽。ゴルフトゥーラン
  • ピアノブラック内装は、自分の顔が映るほどピカピカで、好みが分かれそう。ゴルフトゥーラン
  • オーソドックスなアナログメーター。やっぱりフル液晶じゃ味気ない。ゴルフトゥーラン
  • 整然とまとめられたスイッチ類。初めて乗ってもなんとなく使い方がわかるところがいい。ゴルフトゥーラン
  • ゴルフトゥーラン
  • USBでスマートフォンを直結できる。ゴルフトゥーラン
  • 助手席側ダッシュボード上段はDVDとSDカードのスロット。鍵のかかる下段にはETCカードのスロット。ゴルフトゥーラン
  • カップホルダーに左側に電磁パーキングブレーキとブレーキのオートホールドのスイッチ。渋滞中でもブレーキ踏み続けなくていいんです!ゴルフトゥーラン
  • 中央のボタンを押すと、バネ仕込みのカップ押さえがくるりと登場。径の小さいカップや缶でも大丈夫。ゴルフトゥーラン
  • ゴルフトゥーラン
  • メイク直しで使うこのLEDランプは「暖色系にしてほしい」と、産経ニュースの紅一点・土方は申しております。ゴルフトゥーラン
  • 中央にガラスルーフとサンシェードの開閉スイッチ。左右に各種室内照明のスイッチ。ゴルフトゥーラン
  • でもって、サンシェードを全開にすると、青天井!ゴルフトゥーラン
  • 後席からの視界はかなりの部分をガラスが占める。ゴルフトゥーラン
  • ガラスルーフは半分だけ開けられる。このまま高速道路を走っても風の巻き込みや風切音は意外と少ない。ゴルフトゥーラン
  • 外から見てもガラスの面積の大きさがよくわかる。ゴルフトゥーラン
  • 後席は足元広々。前輪駆動車らしく、真中の足元もほぼフラットなので、大人3人が無理せず座れる。ゴルフトゥーラン
  • オプションのチャイルドシートモードにした状態。座面前部を持ち上げて固定、ヘッドレストをサイドサポート付きの子供用のものに付け替えるだけ。ゴルフトゥーラン
  • 後席からエアコンの温度調節もできる。ゴルフトゥーラン
  • 折り畳み式簡易テーブルも装備。ゴルフトゥーラン
  • 後席のルームランプは、ガラスルーフに追い込まれて、こんな位置に。ちょっとバス風情。ゴルフトゥーラン
  • 2列使用の際は、荷室カバーをつければ後輪からのノイズが低減され、より快適に。ゴルフトゥーラン
  • 3列目シートを起こすとさすがに荷室は狭くなる。ゴルフトゥーラン
  • 3列目に乗り込むには2列目シートの肩の部分にあるレバーを上に引っ張って、そのままシートを前に倒すだけ。ゴルフトゥーラン
  • はい、この通りワンタッチでウオークスルー。しかし3列目の足元は…。ゴルフトゥーラン
  • 3列目シートからの視点。開口部は十分に広く、乗り降りは問題ない。ゴルフトゥーラン
  • 2、3列目を全部倒すと思わず横になりたくなる空間が…。ゴルフトゥーラン


 シートアレンジは、倒すか、起こすか、というシンプルな二択。どのシートを倒す(起こす)際も全てワンアクションで操作できる。1、2分もあれば、どんな組み合わせのアレンジも完了してしまう。3列目に乗り込む際に、2列目を座面ごと倒すのもワンアクションで非常に簡単。後部ドアの作りも大きめなので、乗り込み自体はスムースにできる。

 2、3列目を全部倒せば、大人2名が車中泊できるほどな広大な荷室が広がる。自営業のユーザーが平日は業務用として活用するのもアリかも。

 「ゴルフ」の名は伊達じゃない 運転するパパ・ママが楽しめるミニバン

 さて肝心の走りだが、トゥーラン最大の美点はまさにここにある。前述したMQBプラットフォームベースの車種特有の完成度の高い走りは、このトゥーランにもしっかり受け継がれていた。今回の試乗では、ヘアピンカーブと急勾配が連続する日光・いろは坂を、あえてミニバンに似つかわしくない元気よいペースで試走してみた。というのは、日光での試乗当日は人の都合がつかず私の一人乗車だったので、多人数乗車で高負荷というシチュエーションが試せなかった。その代わりに、一人乗車でハイペースを保てれば、多人数乗車時の通常走行でも余裕があると判断できるだろうとの想定をしたわけである。果たしてその結果は…

 フォルクスワーゲンの現行主要車種にはドライブモード切り替えの機能が搭載されており、シチュエーションに応じてモードを切り替えると、アクセルやハンドルのレスポンス、シフトチェンジのタイミングなどを変化させることができる。いろは坂では「スポーツ」モードに切り替えて高回転を保ったままアクセルを踏み込むと、持て余すほどの加速を見せ、意のままに走ってくれた。これなら満員乗車でもパワー不足を感じることはなさそうだ。

何度乗っても、これがたったの1.4リッターエンジンとは思えない