【試乗インプレ】体重140キロのお笑い芸人が、ダイハツ「ウェイク」をドデカク使ってみた! 車中泊はいけるのか!? (5/8ページ)

  • 体の大きな男性が乗っても、ウェイクが“体格負け”することはない
  • ダイハツ「ウェイク」。ツートンカラーがオシャレ
  • ダイハツ「ウェイク」。ツートンカラーがオシャレ
  • 杉渕が乗ったとたんに激しく曇り始めた車内。デフロスターがなかなか効かない
  • 杉渕が乗ったとたんに激しく曇り始めた車内。リアのデフロスターはもはや効果ゼロ
  • 談合坂SAでランチ。「かつ丼半そばセット」をほお張る杉渕。ほかにもステーキ、ラーメン、ハンバーガー、すた丼など誘惑がたくさん
  • 180センチオーバーでも足元に余裕がある。座面はやや短いか…
  • シートを後方にスライドさせれば、レッグスペースは十分だ。もちろんその分、荷室は狭くなる
  • なんとかアームレストは倒せたが、どちらかと言えば挟まっている感じ。これでも運転席への威圧感はかなりあった。アームレストを上げたら、こちらになだれ込んできそうだ
  • 室内高も横幅も問題なし。だが、隣にもう一人、彼と似たような体格の人が座るのは無理がありそうだ
  • 2人分の寝袋やマットレス、ランタンやクーラーボックスなら、床下収納を使うまでもなく余裕で積める
  • 181センチでもこぶし一個分の余裕がある。180センチ以下の人なら、まずバックドアに頭をぶつける心配はないだろう
  • 激しい雨と霧で50メートル先が全く見えない中央道。50キロ速度規制がかかる区間もあった
  • 河口湖で冷たい雨に濡れるウェイク
  • 悪天候の影響で釣り人ゼロ。美味しいワカサギの天ぷらを食べる夢が絶たれ、クーラーボックス片手に呆然と立ち尽くす杉渕
  • 「船は出ないし、富士山だって見えないじゃないですか。ここホントに河口湖ですか!」と怒り出す杉渕
  • 西湖とウェイク。後方に霊峰富士と青木ヶ原樹海があるが、夜8時では何も見えず。カーナビで見せても、富士五湖にいることを信じない杉渕
  • シートをフルフラットモードにして寝床の準備。冬眠前のクマのようだ
  • 寝袋に収まる杉渕。写真のように、下半身をクルマの真ん中よりしてに寝ると、シートの段差を感じにくいそうだ。そうなると、大人2人が並んで寝るスペースはない
  • 181センチなら足を伸ばして寝ることも可能。さすがに190センチ近いと苦しいか…
  • 肘をついて横向きで寝てみる
  • 寝袋を使わずに寝てみる。体が横に膨張し、明らかに“センターライン”をはみ出している
  • 杉渕が寝ると、隣に残されたスペースはほんのわずかだ。愛犬を寝かせるくらいなら問題なさそう
  • 172センチ、71キロのちょいマッチョなら、2人で寝ることも可能。ただし、寝返りをうつ余裕はない
  • マットレスのラインを見てもらうと分かりやすいが、決してフラットではない。腰が持ち上がった状態だ
  • 杉渕が「一番ラク」と言っていたロングソファモード。後部座席の背もたれのみ起こした状態
  • ロングソファモードなら、簡単に体を伸ばして休憩できる
  • おなかがすいたので非常食セットの赤飯を作る。まずは内側の線まで100ミリリットルほど水を注ぐ
  • 内側の線がよく見えず、明らかに水を入れすぎた杉渕。500ミリリットルのペットボトルがほぼ空になるまで注ぐとは…
  • さて、何分後に食べられるのかな。「パッケージに『できあがりは60分後』って書いてあります……」。放心する杉渕
  • ん…うまい??想像以上に美味しいことに驚く杉渕。「ごま塩でごまかせば何とか食えます。すべてごま塩のおかげです」
  • とても個性的なスタイル
  • テールランプ横の突起物は、高速走行時に安定性をもたらす「空力フィン」。気流に小さな渦を発生させることで車体を左右から押さえつけ、揺れを軽減するという
  • 縦長のバックドア。荷物の出し入れ時などに、ちょっとした雨をしのぐのにも役立つ
  • センターメーターを採用しているので、運転席にちょっとした開放感がある。両端のカップホルダーや助手席の大型インパネトレイなど、収納は充実している
  • ラゲージの床下部分には、大容量のアンダートランクを装備している。セパレーターネットを使えば、積載物が後部座席に落下するのを防止できる
  • ディーラーオプションのラゲージボードを使えば、2段階で積載可能。リアシートのラゲージ側は防水加工が施されている
  • 後部座席の前後スライド幅は最大24センチ。荷室側からもレバーで操作可能。シートには撥水加工がされている
  • フロントシートは足元がかなり広い。シンプルなインパネは使い勝手バツグンだ。運転席はレバーを使って高さの調節が可能
  • 吊り下げ式の後席モニターでテレビやDVDを見ることができる。それにしても天井が高い。窓も大きいので開放感たっぷりだ
  • バックドアの上部に取り付けてあるリヤアンダーミラー。バックするときに便利
  • 後部座席を倒した状態
  • デッキボードの脚を立てれば、アンダートランクの容量が大幅にアップ。高さのあるクーラーボックスも楽々入る。もちろんボードの上に荷物を置くこともOK
  • 後部座席を倒したままデッキボードの脚を立てれば、段差のないラゲージスペースを作ることができる
  • ラゲージスペースは奥行きがない。たくさん積むためには、計画的に積載することが重要だ
  • 水冷直列3気筒のDOHCインタークーラーターボエンジン
  • 駐車するときに左側の前輪と後輪付近が見えるサイドアンダーミラー
  • 後方ウインドウとリヤアンダーミラー
  • ひと目見てウェイクだと分かる個性的なデザイン
  • 全幅1475ミリに対して全高1835ミリ。かなりノッポだ
  • リヤウインドウも大きい。テールランプやストップランプはLEDを採用。消費電力を抑えている
  • オシャレなツートーンカラーは3パターンを用意。試乗車は「パールホワイトⅢ×トニコオレンジメタリック」。ほかにイエローとカーキがある
  • ウェイクを側面から見る。スーパーハイトだがフロア高は低い。この形を見れば車内スペースの大きさに納得だ
  • ライトを縁取るLEDクリアランスランプは、ウェイクを象徴するデザイン。ちなみにヘッドランプもLEDを採用している
  • テールランプやストップランプはLEDを採用
  • ボタンを押すだけで開く、左右の電動スライドドア。障害物を感知すればドアが反転する「挟み込み防止機能」を搭載している
  • 後部座席を立たせた状態だと、ラゲージスペースは限られている。とくに奥行きに乏しい
  • 助手席の大型トレイ、8インチディスプレイ直下の隙間、センターコンソール下のポケットなど収納が豊富。実はドアの下部にもドリンクホルダーがある
  • 何かと便利な助手席の大型トレイ。上位モデルはラバーマット付なので、スマホなどを置いても滑り落ちる心配がない
  • ほぼ直立した大型のフロントウインドウ。パノラマビューを楽しめる
  • 天井が高いので、もちろん窓もビッグサイズ!正方形に近い
  • センターメーターは好みが分かれるところだ
  • ルームミラー越しに後方の視界を撮影。リヤアンダーミラーで、車両の真後ろを確認することができる
  • 格納式サンシェードを下げた状態
  • 後部座席の日差しを軽減する格納式のサンシェード
  • ほかの軽自動車と比較しても背が高いのがよく分かる


 ワカサギは釣れるのか!?

 雨風よりも真っ白の霧にヒヤヒヤしたが、二人はなんとか無事に河口湖に到着した。目の前には大きな湖が広がる。ウェイクのフロントガラスは展望室のようにワイド。高さもあるので、広大な景色をパノラマ感覚で楽しむにはうってつけのクルマだ。ミニバン並みに視点も高くて、とにかく見晴らしがいい。乗ったことはないが、なんとなくフォークリフトをイメージさせる。フロントガラスの難点を挙げるとすれば、その直立した構造上、信号待ちで最前列にいるときに屋根が視界に入り、信号機が見づらいことだ。

 河口湖に着いたのはいいが、釣り人もボートも見当たらない。悪天候の影響なのか、ほとんどの船がすでに釣りを終えて帰港しているようだ。ボート屋ももう営業している気配がない。ワカサギを釣って、天ぷらを揚げるという夢は、はかなく散った。クーラーボックスを片手に、湖の前で呆然と立ち尽くす杉渕。目の前を泳ぐワカサギを食すチャンスを失い、放心しているようだ。眼前にそびえているはずの富士山も見えない。彼のテンションはダダ下がりだ。「ここ本当に河口湖ですか? オレ、信じてないですよ」。

 杉渕は翌日にテレビ収録を控えている。先が読めない天気のことを考えると、今日中に引き返したほうがよさそうだ。せっかく思いついた企画だが、さすがに天気だけはどうしようもない。

車中泊といえばフルフラットモード

     ウェイクを運転していて何度も感じたのは、その車内空間を心から楽しんでいるというワクワク感だ。決して目的地へ急ぐようなクルマではないと思う。運動性能を求めるのも何か違う気がする。今、この瞬間を仲間と味わいながら、ゆったり運転するといった面白さがこのクルマの持ち味ではないか。  車内はとても広く、クルマに“詰め込まれている”といった感覚がないので、心にゆとりが生まれやすいこともワクワクする要因か。どんなクルマでも開放感は大事だ。普通のクルマとは違った“別の乗り物”に乗っているような印象も受けた。天井が圧倒的に高いだけでも、不思議と気分が盛り上がる。ファミリーだけでなく、友人との付き合いがまだまだ多い若者にもオススメしたい一台だ。  体のサイズを選ばず  もちろん、体が大きい人でも大丈夫。杉渕もウェイクには“受け入れてもらえた”と感じているようだ。「広くて、長時間乗っても気にならないぐらい、座り心地に不満はありません! 段差は別にして、寝るのにちょうどいい硬さだと思います」と満足そうに話していた。要は100キロオーバーの男性でも、(一人なら)ウェイクをドデカク使えるということだ。  ちなみに、今回の試乗で約340キロを走破した。ガソリン消費量は24リットル。カタログ燃費23.8キロ/リットルに対して、実燃費は14.1キロだった。  試乗車を返却したその日の夜、仕事から帰宅したときに「さっきまでここにウェイクがあったんだ」と少しさみしい気持ちになった。この数日間でウェイクとたくさんの思い出を作ることができた、ということなんだろうと思う。今回の企画で足りなかったのは、ワカサギを持ち帰ることができなかったということ。ぜひ、杉渕と近々リベンジしなければ!  ちなみにワカサギを期待して待っていた妻が翌日、スーパーで「ワカサギの磯辺揚げ」を買ってこっそり食べたのを、床に落ちていたレシートを見て知ってしまった。そんなに食いたかったんかい!(産経ニュース/SankeiBiz共同取材) ■杉渕敦(すぎぶち・あつし)  お笑いコンビ、オーストラリアのツッコミ担当。1985年生まれのB型。埼玉県越谷市出身。早稲田大学卒業。嵐の大ファン。趣味はつけ麺の食べ歩き。最近、18組で争われた浅井企画のお笑いトーナメントで見事優勝。(浅井企画のプロフィールページ) ■主なスペック(試乗車) 車種:ウェイク グレード:G“SA” 全長×全幅×全高(ミリ):3395×1475×1835 ホイールベース(ミリ):2455 車両総重量(キロ):1020 エンジン:水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置 総排気量(cc):658 タイヤサイズ:165/55R15 最高出力:47kW(64ps)/6400rpm 最大トルク:92Nm(9.4kgm)/3200rpm 駆動方式:FF(前2輪駆動) トランスミッション:CVT 車両本体価格:174万9600円(税込み)