【試乗インプレ】円・楕円にこだわりまくった意匠 ミニ クーパーS クラブマン(後編) (1/6ページ)

  • コレコレ!イグニッションがトグルスイッチ。これならプッシュスタート式でもテンション上がります。ミニクーパーSクラブマン
  • ミニクーパーSクラブマン
  • ミニらしさの象徴である丸いヘッドライト。特に内装では、あらゆるパーツがこの円(楕円)をモチーフにデザインされている。ミニクーパーSクラブマン
  • 左右フロントフェンダーに、さりげなくクーパーSのエンブレム。ミニクーパーSクラブマン
  • ミニクーパーSクラブマン
  • ロゴは7文字。「B」をど真ん中にしなかった分、ロゴ全体が気持ち左寄りの配置。ミニクーパーSクラブマン
  • リアワイパーも左右仲良く一つずつ。ミニクーパーSクラブマン
  • メッキのドアハンドル。ボディの至るところにメッキパーツが効果的に使われている。ミニクーパーSクラブマン
  • フュエルリッドは当然のように楕円形。ミニクーパーSクラブマン
  • 円と楕円で溢れるデザインの中で最も異質な部分がこの前席ドア前側の角。平らなルーフからカクッっとフロントウインドウに落ちるラインもまたミニの個性。ミニクーパーSクラブマン
  • 前輪ホイールハウス内に籠もった熱を逃がすエアアウトレット。ミニクーパーSクラブマン
  • パーツというパーツが丸い!徹底的に円、楕円にこだわった内装。フィアット500のイタリア流ファンシーさとはまた趣が異なる。ミニクーパーSクラブマン
  • BMW譲りで座面長が調整できるのが嬉しいレザーシート。ミニクーパーSクラブマン
  • 立ち気味のフロントウインドウのおかげで圧迫感がなく、室内幅もたっぷりあってリラックスできる前席。ミニクーパーSクラブマン
  • 後席にもファミリーカーとしても通用するスペースが。たしかに「ミニ」と呼ぶには広すぎるかも。ミニクーパーSクラブマン
  • 後席中央だけ倒すと簡易的な肘掛けにもなる。ミニクーパーSクラブマン
  • ミニクーパーSクラブマン
  • メーターはステアリングコラム直結で、ハンドルをチルトさせると一緒に上下する。いいなぁゴーカートっぽくて。ミニクーパーSクラブマン
  • ミニクーパーSクラブマン
  • ダッシュボード上にヘッドアップディスプレイ。使わないときは格納される。実際の点灯状況は→次フォトへ。ミニクーパーSクラブマン
  • 速度のほか、ナビの情報など、走行状況に応じてマルチに表示される。ミニクーパーSクラブマン
  • 室内灯火類のスイッチ。トグル式でガジェット感満載。自動防眩機能付きバックミラーからの視界は→次フォトへ。ミニクーパーSクラブマン
  • ご覧の通り、バックドアが観音開きになった弊害で、真ん中に邪魔な“柱”が。ミニクーパーSクラブマン
  • ダッシュボードを左右に貫く金属パーツの紋様はツイードの杉綾織りがモチーフ。オリジナルミニの故郷である英国へのさりげないリスペクト。ミニクーパーSクラブマン
  • センターコンソールも、円と楕円のオンパレード。シフトレバーの握りも横から見ると→次フォトへ。ミニクーパーSクラブマン
  • やっぱり楕円。レバー根本のリングが、走行モードの切り替えレバーを兼ねている。ミニクーパーSクラブマン
  • ミニクーパーSクラブマン
  • ここは丸くなくてもいいような気もするが…ミニクーパーSクラブマン
  • 外枠に合わせて、液晶画面の端まで丸くしてあるとは、恐れ入ります。ミニクーパーSクラブマン
  • 肘掛け下のモノ入れは2段式。この下にもう少し深めのスペースがあるが、容量はあまり大きくない。ミニクーパーSクラブマン
  • ペダルまで…もう言わなくてもわかりますね。ミニクーパーSクラブマン
  • ミニクーパーSクラブマン
  • シート調節のボタンレイアウトはBMWに準じたもの。ミニクーパーSクラブマン
  • 誇らしげなスカッフプレートにドアを開ける度ニヤリ。ミニクーパーSクラブマン
  • ルームランプ。ミニクーパーSクラブマン
  • 後席用空調吹き出し口。ミニクーパーSクラブマン
  • バックドアは片側ずつ開けられる。狭いところではちょい開けできるのが便利。ミニクーパーSクラブマン
  • 左右全開しても横幅はほぼそのまま。ミニクーパーSクラブマン
  • 全開時に必要なスペースは跳ね上げ式バックドアと同等だが、片側ずつ開けられるので、狭い場所ではこちらのほうが開け閉めしやすいかも。ミニクーパーSクラブマン
  • 内側には小さなポケット。ミニクーパーSクラブマン
  • 観音開きってなんか新鮮。誰?仏壇みたいって言ってるのは。ミニクーパーSクラブマン
  • 高さはないが、広くて四角く使いやすい荷室。やっぱり「ミニ」じゃない、むしろ「ビッグ」だ。写真は右側後席を倒した状態。ミニクーパーSクラブマン
  • 分割は4:2:4と使い勝手がいい。どの状態でも残ったシートはガタつきなくガッチリ安定している。ミニクーパーSクラブマン
  • フルフラット。段差もなく、ちょっとした業務用にも使えそうな広さ。ミニクーパーSクラブマン
  • 荷室左右に小物の入るポケット。ミニクーパーSクラブマン
  • 荷掛フック。ミニクーパーSクラブマン
  • ちょっと意外だった床下収納。蓋は2分割。ミニクーパーSクラブマン
  • 左右にストッパーがあって、蓋を開けた状態のまま使える。要は床下収納兼荷室高さ増量なのだ。面白い発想。ミニクーパーSクラブマン
  • 並べてビックリ。なんと現行VWゴルフとほぼ同じスリーサイズだった。横幅は同じ、後ろの柵の横線で測ると全高もほぼ同じ。ミニクーパーSクラブマン
  • 直線基調と曲線基調というテイストの違いはあるがサイズ感は同格。ミニクーパーSクラブマン
  • リアオーバーハングはミニが少し長いが…ミニクーパーSクラブマン
  • その分フロントオーバーハングが短いので全長も同等。ゴルフも初代と比べてすいぶん大きくなっているが、ミニの膨張ぶりに改めて驚かされた。ミニクーパーSクラブマン
  • 穏やかなドライブ日和。晴天の奥多摩湖で。ミニクーパーSクラブマン
  • ボンネットを開けても丸いヘッドライトがミニらしさを主張。ミニクーパーSクラブマン
  • 2リッター4気筒ターボエンジンは、少し持て余すほどパワフル。サウンドもBMW仕込みで気分が上がる。ミニクーパーSクラブマン
  • ミニクーパーSクラブマン
  • ミニクーパーSクラブマン
  • ヘッドライトの裏側はこんな感じ。ミニクーパーSクラブマン
  • ボンネットにも“顔”がありました。ミニクーパーSクラブマン
  • 珍しいので表からも。ミニクーパーSクラブマン
  • 「大きくなりすぎて、もはやミニではない」との声もあるが、この“童顔”ぶりはやはりミニならでは。ミニクーパーSクラブマン
  • ミニクーパーSクラブマン
  • 真横から見ると、前後にストレッチされたボディの長さがよく分かる。後席ドアも十分に大きい。ミニクーパーSクラブマン
  • 最大の特徴である観音開きのバックドア。ミニクーパーSクラブマン
  • 後ろにも“顔”。マフラーは左右2本出し。ミニクーパーSクラブマン
  • 225/40R18と低扁平率のタイヤは前後共通。黒メタリックのホイール、黒い樹脂製のホイールアーチと相まって、実際のサイズ以上に大きなタイヤを履いているように見える。ミニクーパーSクラブマン


 前々回取り上げたフィアット・500や、フォルクスワーゲンのザ・ビートルなど、多くのユーザーに愛されながら惜しまれつつ生産を終了した往年の名車を、イメージを継承したデザインに最新のスペックを盛り込んで現代に復活させる。BMWのミニシリーズもこの手法で作られている。ミニ クラブマンの走りに迫った前回に続き、今回は内外装の魅力について見ていこう。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)

 一度見たら忘れない、オンリーワンの外観

 オリジナルのミニと比較していつも議論の的となるのはそのサイズだ。全長3メートルちょっと、横幅約1メートル40センチと日本の軽自動車の規格よりさらに小さかったオリジナルに比べ、現行のBMWミニは横幅1メートル80センチと、3ナンバーサイズにまで肥大している。車格がまったく変わってしまったし、最小を意味する「ミニ」という名前にも似つかわしくない大きさと言える。

 サイズだけではなく、細かく見ていくと、実はオリジナルミニとディテールは結構異なっており、オリジナルをただ膨らませただけではないことがわかる。しかしながら興味深いのは、それほどに変貌しながらも、仮に車名を知らされなくとも、オリジナルを知っている人なら、恐らく誰もが「ミニ」という名前を頭に浮べるに違いないデザインの妙だ。サイズアップさせてディテールをアレンジしながらも、ミニのエッセンスはしっかり継承されているのだと思う。言ってみれば、似顔絵のようなものか。実物と並べると結構違うのに、絵だけ見せられても、誰を描いたものかすぐにわかるというあの感じ。

 ミニのエッセンスは“顔”だけではない

 正面から見ると愛らしい幼児の顔を彷彿させる、つぶらな丸いヘッドライトと大きく開いた口のようなフロントグリルの組み合わせは、ミニのトレードマークとも言える特徴だが、不思議なことに、その“顔”が見えない、真横や斜め後ろからの見た目でもミニらしさはしっかり伝わってくるのはなぜだろう。

 その要因の一つは、角度の立った前後ウインドウではないかと思う。最近のクルマは空力を考慮してフロントウインドウを寝かせたデザインになりがちだから、ボンネットからキリッと立ち上がるミニのフロントウインドウは、いやでも目に留まる。

クラブマンの特徴は2点