凄腕パイロットが35ドルの機器に惨敗! 摸擬戦でAI操縦機体が何度も撃墜 (4/5ページ)

2016.7.24 17:04

  • シミュレーションの仮想空間でALPHAと空中戦を行うジーン・リー氏(シンシナティ大学HPより)
  • 現代最強の戦闘機とされる米国のF-22ラプター。将来的には、AIが操る無人戦闘機と共同で任務にあたる可能性もある(米空軍公式HPより)
  • シミュレーションの仮想空間でALPHAと空中戦を行うジーン・リー氏(米シンシナティ大学HPより)
  • 英国製の教育用パソコン「ラズベリーパイ」
  • 現代最強の戦闘機とされる米国のF-22ラプター。将来的には、AIが操る無人戦闘機と共同で任務にあたる可能性もある(米空軍公式HPより)
  • 航空自衛隊のF-2戦闘機。極めて高い機動性能を追及して開発され「平成のゼロ戦」を目指した。AIパイロットによるアシストが導入されれば、空中戦で無敵となる可能性を秘めている(岡田敏彦撮影)


 また、複雑な空中戦の展開を最大で数千種類も先読みさせる力を持たせたとしている。その速さは人間がまばたきする速度の250倍。一瞬にして“敵機”の動きを認識し、最適な戦術を考え、次の行動に適応させる能力があるという。

 開発メンバーの一人、同大のケリー・コーエン教授は、1997年にIBM社のコンピューター「ディープ・ブルー」と、当時チェスの世界王者だったガルリ・カスパロフ氏が対戦し、ディープ・ブルーが勝利したことを例にあげ「これはチェスを無人機に変えたものだ」と説明している。

 まずは“鬼教官”として

 約55年前、「最後の有人戦闘機」と喧伝されたのはロッキードF-104「スターファイター」だった。航空自衛隊でも「栄光」というニックネームで採用され、長く日本の防空を担った。「最後の-」と言われた理由は、次に防空の主役となるのは地上発射のミサイル(無人の飛翔体)だとの考え方が主流だったからだ。

 ただ、当時に専門家が考えたほどミサイルの進化は速くなかった。センサーや誘導機器は信頼性に欠けたことから、制空戦闘を重視した有人の戦闘機が続々と誕生してきた。

近年になって母機の誘導が不要な「打ちっ放し」の空対空ミサイルが実用化されているが…

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