【試乗インプレ】こんな人にお勧めしたいディーゼルSUV ボルボ「V60 クロスカントリー」(後編) (4/6ページ)

  • 湖畔から県道へ続く斜面を駆け上がるボルボ「V60 クロスカントリー」。分かりづらいかもしれませんが、結構傾斜はキツいです
  • 県道から湖畔へ向かうボルボ「V60 クロスカントリー」。所々、デコボコが激しいです
  • V60 クロスカントリーなら、こんな所にも入れちゃう。ノーマルのV60なら入り口でフロントアンダーをぶつけるはず
  • V60 クロスカントリーなら、こんな所にも入れちゃう。ノーマルのV60なら入り口でフロントアンダーをぶつけるはず
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」
  • 車高は余裕の200ミリ。ボディ下部を跳ね石などから守るスキッドプレートを装備している
  • 県道から湖畔へ下るボルボ「V60 クロスカントリー」。分かりづらいかもしれませんが、結構な傾斜です
  • 県道から湖畔へ下るボルボ「V60 クロスカントリー」。分かりづらいかもしれませんが、なかなかの傾斜です
  • 湖畔から県道へ続く斜面を下るボルボ「V60 クロスカントリー」。分かりづらいかもしれませんが、結構傾斜はキツいです
  • 県道から湖畔へ向かうボルボ「V60 クロスカントリー」
  • これならアウトドアがもっと楽しくなる
  • オフロードをものともせず。さすがクロスオーバーSUV。V60だったらここまで余裕はないはず
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」と一緒ならアウトドアがもっと楽しくなるはず
  • 未舗装でもへっちゃら。さすがクロスオーバーSUV。V60だったらここまで余裕はないはず
  • 未舗装でもへっちゃら。さすがクロスオーバーSUV。V60だったらここまで余裕はないはず
  • 未舗装でもへっちゃら。さすがクロスオーバーSUV。V60だったらここまで余裕はないはず
  • 未舗装でもへっちゃら。さすがクロスオーバーSUV。V60だったらここまで余裕はないはず
  • 未舗装でもへっちゃら。さすがクロスオーバーSUV。V60だったらここまで余裕はないはず
  • 未舗装でもへっちゃら。さすがクロスオーバーSUV。V60だったらここまで余裕はないはず
  • 車高が200ミリもあれば大抵の場所は余裕
  • 車高が200ミリもあれば大抵の場所は余裕
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」
  • 「ルーフから顔を出して手を振ってみて」と促されるままにやってみましたが…これがけっこう恥ずかしい
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」
  • ボルボ「V60 クロスカントリー」
  • 湖畔から県道へ続く斜面を駆け上がるボルボ「V60 クロスカントリー」。分かりづらいかもしれませんが、結構傾斜はキツいです
  • 湖畔から県道へ続く斜面を上がるボルボ「V60 クロスカントリー」。分かりづらいかもしれませんが、結構傾斜はキツいです
  • 広報車はオプションの18インチタイヤを装着(235/50R18)
  • ホイールハウスを縁取るフェンダーエクステンション
  • 2リッターのディーゼルエンジンを搭載
  • 2リッターのディーゼルエンジンを搭載
  • 後席を倒せばフルフラット状態に。大人2人が横になれる広さ
  • 後席を倒さなくても広々とした荷室。三段脚立の縦置きも余裕
  • ルーフを閉じた状態
  • シェードカバーを開けると開放感が増す
  • ルーフをポップアップさせた状態
  • 白い空しか見えないので分かりづらいですが、ルーフを完全に開けた状態
  • 前席のドリンクホルダー
  • 前席のアームレスト。その下には収納ボックス
  • リヤの視界はこんな感じ。後端が下がっているので、リヤウインドーにあまり高さはない
  • 後席のアームレストは横幅があるので、隣の人に遠慮することなく使える
  • ピラーに設置した後席のエアコン吹き出し口とドア周り
  • ピラーに設置した後席のエアコン吹き出し口
  • シートベルトのサインはルームミラーの上に配置。ちなみに今では当たり前の3点式シートベルトを開発したのがボルボで、すべてのドライバーの安全のために特許を無償公開した
  • シンプルな美しさと使いやすさが魅力のインテリア
  • インテリア
  • クルーズコントロールの起動ボタン。「+/-」で上限速度を、「矢印(⇔)」で車間距離を設定する
  • 音声ボタンを使えば、ナビの目的地など話すだけで設定できる。インフォテインメント・システムのほとんどが、このシンプルなジョグダイヤルで操作可能
  • インパネ中央のグラフィックが視覚的にわかりやすくて便利


 「スポーティー」と「悪路走破性」を両立

 V60 クロスカントリーは想像するに、競合他社のスポーツワゴンやエステートよりもオフロード性能に優れ、ボルボXC60など全高の高い本格SUVよりもキビキビとスポーティーな走りを実現しているように思える。実際、ロードクリアランスが200ミリのクロカン仕様でも、パドルシフトを使ってコーナーを攻める走りがそこそこ楽しめた。本気でラフロードを楽しむならレクサスLXやトヨタ・ランドクルーザーをお勧めするが、V60に乗るだけでも普段の行動範囲が格段に広がることは確かだ。

 ディーゼルはコスパも「イイね」

 ディーゼル車はなかなか経済的でもある。もちろん、エンジンの大きさや性能など様々な条件が違うので単純に比較するのは難しいが、V60 クロスカントリーのディーゼル車の車両価格は494万円で、FFとAWDの違いこそあるが、同519万円のガソリン車より25万円も安い。燃費も非常に優秀だった。今回の試乗で266キロを走行して実燃費14.9キロ/リットルという好成績をマークしたが、年間1万キロを走ると仮定して、筆者が実際に給油した時の軽油価格112円/リットルで単純計算すると、年間の燃料代は10、000/14.9×112=7万5167円となる。対してV60のガソリン車(ハイオク)はカタログ燃費が12.6キロ/リットル。上記給油時のハイオク全国平均価格が135円/リットルだったので、年間燃料代は10万7142円の計算になる。単なる机上の計算に過ぎないが、その差額は1年で約3万2000円。ガソリン車の実燃費はカタログ値の7掛け前後になることを考えると、ディーゼル車の経済性はさらに際立つはずだ(ちなみに7掛けで計算すると年間のガソリン代は15万3000円で、ディーゼル車との差額は約7万8000円になる)。

 V60のディーゼル車は、直噴式エンジンと多段式8速ATを採用することで燃費性能を向上させており、AWD&6速ATのガソリン車より車両重量が60キロも軽く、FFという点も燃費だけ見れば有利に働く。ちなみに試乗を終えて給油したら、3000円以下という安さだった。

ディーゼルSUVはこんな人にお勧めしたい