「離島を奪還せよ」 総合火力演習、新旧戦車の“防衛力”を間近に見た! (4/4ページ)

  • 演習のクライマックスの「奪回」のパートで120ミリ砲による射撃を行う10式戦車(岡田敏彦撮影)
  • 1個小隊(4両)で攻撃態勢に移る90式戦車(岡田敏彦撮影)
  • 120ミリ砲を撃つ瞬間の10式戦車(岡田敏彦撮影)
  • コンマ1秒の差もなく見事な同時発砲を披露する74式戦車(岡田敏彦撮影)
  • 演習のクライマックスにあたる「島しょ部に機動展開した部隊による奪回」のパートで、対空援護射撃を行う87式自走高射機関砲(岡田敏彦撮影)
  • 島しょ部に機動展開し、奪還のため前進支援射撃に入る74式戦車(岡田敏彦撮影)
  • 陸自最新鋭の10式戦車も登場した(岡田敏彦撮影)
  • 35ミリ機関砲を装備する89式装甲戦闘車も演習に参加した(岡田敏彦撮影)
  • 203ミリ自走榴弾砲の砲撃の瞬間。右上に飛翔する砲弾が見える(岡田敏彦撮影)
  • 陸自最大口径の砲を搭載した203ミリ自走榴弾砲。米国のM110のライセンス生産で、最大射程は噴進弾(RAP)使用で30キロメートルに及ぶ(岡田敏彦撮影)
  • 74式戦車による105ミリ砲の射撃(岡田敏彦撮影)
  • 島しょ部に展開したとの設定で偵察行動に移る87式偵察警戒車(岡田敏彦撮影)
  • 前段の演習で実弾射撃を行う155ミリ榴弾砲。右側に飛翔する弾が見える(岡田敏彦撮影)
  • 主に普通科部隊に装備されている96式装輪装甲車(岡田敏彦撮影)


 この機構は山岳地帯など起伏の多い国情に合せたもので、車体の姿勢を任意に変化させられる。前下がりや後ろ下がり、あるいは車体を左右に傾けることができる。例えば山の稜線から、眼下の裾野にいる目標を撃破する場合などに極めて有効だ。車体後部を上げた姿勢で射撃すれば、車体のほとんどは稜線に隠れる。稜線の岩や土砂を“装甲の代わり”にできるのだ。

 ちなみに筆者が総火演を取材するのは20数年ぶり。当時は戦車の発砲音がすさまじく、空気圧を受けて耳の鼓膜がグッと押されるような感覚を味わった。観覧席では発砲の一発目で泣き出す子供もいたほどだが、今回は発砲音が幾分小さくなったように感じた。

 次回は、侵攻された離島に対し、応援の先遣部隊として乗り込む空中機動部隊などを紹介する。