【試乗インプレ】今さらだけど、日本一売れてるからホンダ・N-BOXに乗ってみた(前編) (1/5ページ)

  • ヒマラヤ杉の前を走るホンダ「N-BOX」
  • ヒマラヤ杉の前を走るホンダ「N-BOX」
  • みかどパンの隣にそびえたつ、谷根千エリアの有名スポット、ヒマラヤ杉とホンダ「N-BOX」
  • ヒマラヤ杉の前を走るホンダ「N-BOX」
  • 台東区谷中を走るホンダ「N-BOX」
  • 谷中の喫茶店、ねんねこ家の前を走るホンダ「N-BOX」
  • 谷中の喫茶店、ねんねこ家の前を走るホンダ「N-BOX」
  • 谷中の喫茶店、ねんねこ家の前を走るホンダ「N-BOX」
  • 谷根千エリアを颯爽と走るホンダ「N-BOX」。後の建物はカヤバ珈琲
  • 谷根千エリアを走るホンダ「N-BOX」
  • 一昔前の街並みが残る谷根千エリアとホンダ「N-BOX」
  • 東大の赤門前を走るホンダ「N-BOX」
  • 横を走る日産・エクストレイルより背が高いホンダ「N-BOX」
  • クラウン コンフォートより圧倒的に背が高いホンダ「N-BOX」
  • ホンダ本社ビルに近い明治神宮外苑を走る「N-BOX」
  • 窓の面積の大きさがよくわかります
  • 明治神宮外苑を走行するホンダ「N-BOX」(法定速度で走行していますが、流動感を出すために低速でシャッターを切っています)
  • 全高は1780ミリ。軽トールワゴンの中でも長身だ
  • ノッポだけど、走りはずっしりと安定しています
  • 本文の最後には、瀧カメラマンの「撮影ワンポイントアドバイス」もあります
  • 斜め後ろからホンダ「N-BOX」を眺める(法定速度で走行していますが、流動感を出すために低速でシャッターを切っています)
  • ホンダ「N-BOX」は角ばった外観が特徴の一つ
  • 中速ならけっこう気持ちよく走ります
  • しっかりと足を使ってカーブを難なく曲がる
  • シンプルなデザインは好感が持てる。物足りない人はギラギラしたN-BOXカスタムをどうぞ!
  • N-BOXはノッポな見た目以上に運転しやすい
  • 正面から見たホンダ「N-BOX」。フロントウィンドーの大きさがよくわかる
  • ホンダ「N-BOX」のエンジンルーム
  • ホンダ「N-BOX」のインテリア。フロントウィンドーが大きく開放的
  • シンプルなインパネ回り。質感もいい
  • 薄暗い地下駐車場でもリヤビューカメラならかなり鮮明に映る
  • 主な軽トールワゴンの諸元早見表


 今年2月の新車販売ランキングで3カ月連続1位を獲得するなど、デビューから5年以上が経過しても好調が続くホンダの軽トールワゴン「N-BOX」。その驚異的ともいえる人気の理由を探るべく、今さらながら試乗車を借り出して都内を走ってみた。前編では主にドライブフィールをチェックする。(文・大竹信生/SankeiBiz 写真・瀧誠四郎)

 “国民的軽自動車”に成長

 軽自動車の2強、ダイハツとスズキを追うべく、ホンダのラインアップ強化を目的に2011年12月に投入されたN-BOX。瞬く間に人気軽自動車としての地位を確立し、ロングセラーに成長するなど、いまや“国民的軽自動車”とも呼べる定番車種の一つとなった。

 では実際にどれほど売れているのかというと、2012-15年度の4年間で3回も軽販売台数1位を獲得し(14年度はダイハツ・タント)、16年度も首位が濃厚という状況。というのも、16年4月から直近の17年2月まで11カ月連続で首位を維持しているからだ。7月以降は毎月のように前年比も超えている。ただし、同じく人気のタントとムーヴのダイハツ勢を交えたトップ3の争いは熾烈を極めている。スズキも6代目となる新型ワゴンRを今年2月に発売し、スペーシアも今年中に全面改良する可能性が高い。当のN-BOXも今年中のフルモデルチェンジが囁かれている。トールワゴンのカテゴリは各社のモデルが改良を重ねて成熟し、まさに群雄割拠の時代なのだ。

 N-BOXはトールワゴンの中でも、昨年2月の試乗インプレに登場したダイハツ・ウェイクに次いで2番目の上背を誇る(※早見表を参照)。全高1780ミリ(4WDは1800ミリ)という大きさから、ウェイクやタント、スペーシアや日産・デイズルークスと並び、トール系の中でも長身の「スーパーハイトワゴン」として分類されたりもする。

SUVよりノッポ…コーナリングは大丈夫なのか?