【試乗インプレ】我が道を行く、その心こそプレミアム 強烈な個性が魅力「DS5」(後編) (1/5ページ)

  • センターコンソールが大胆に前傾。スペースの余裕を感じさせ、高級感と開放感につながっている。メーターフードは革張り。DS5
  • 流行りの全面液晶よりもずっとSFっぽいのに高級感もあるメーターデザイン。素直にカッコいい。DS5
  • 操作性にはクセがあるが、空調とオーディオ以外もコントロールできそうな(できませんが)雰囲気を持つデザイン。DS5
  • シフトレバーの手前に並ぶのはパワーウインドーとドアロック、そしてパーキングブレーキのスイッチ。ここが一番「宇宙船」っぽいかも。DS5
  • 時計までこんなにおしゃれ。DS5
  • 助手席側もダッシュボード周りの開放感高し。DS5
  • パワーウインドーのスイッチがなく、すっきりしたドア内張り。シートと同色の革張り、モダンアートのような造形のドアハンドルと、とことんおしゃれ。DS5
  • DENON製オーディオシステム。解像感が高く、クリアな音質。DS5
  • スカッフプレートにはDSのロゴ。DS5
  • メモリー機能とシートヒーター付きパワーシート。DS5
  • 試乗車はナビ非装着。グーグルマップをナビ代わりに…と5インチ画面のnexus5を置いてみるとこんな感じに。DS5
  • 運転席右側のスイッチ類。DS5
  • スマートキー電池切れ時のエンジン始動、メーカーによって“お作法”は様々あれど、DSには専用スロットが!これ電池切れてなくても差したくなります。DS5
  • 肘掛下のコンソールボックスは2段式。中蓋にはUSBジャックを備えるが、スマホが入る余裕はないのが残念。DS5
  • 中蓋の下には深くて広い収納スペースが。画像では見えないが、この前方(シフトレバー手前あたりまで)にもスペースが広がっている。DS5
  • ペダル類は標準的なもの。DS5
  • バニティーミラーの照明はアンバー系で左右両側に。ここは女性ウケが良さそう。DS5
  • ガラスルーフは電動シェード付き。前後別々に開閉可能。DS5
  • 後席からの上前方の眺め。DS5
  • 握り拳のような独特の形状のヘッドレスト。先端が開いて位置調節可能。DS5
  • 前席同様、後席も適度に柔らかく、座り心地のいいレザーシート。膝元の余裕はDセグとしては少し狭いか。DS5
  • アームレスト奥のパネルを開くとトランクスルーとなり、4人乗車のまま長尺の荷物にも対応。DS5
  • 後席には風量調節可能な空調吹き出し口とパワーウインドーのスイッチに12ボルトのサービスソケット。DS5
  • リアハッチはヒンジがルーフ側に食い込んでいる分、開口面積が大きく、高く開く。敷居が高めなのはマイナス点。DS5
  • 容積的には普通だが、出っ張りが少なく収納はしやすいはず。右側にDENONのウーファースピーカーが組みこまれている分、狭くなってしまっている。DS5
  • リアシートの座面をはね上げ、背もたれを倒すとほぼフルフラットに。左端に置いてあるのは外したトノカバー。DS5
  • 円月島のパノラマ。【試乗インプレ】DS5
  • 円月島に行ったらここも外せない、名勝・千畳敷。似たような地層は車両外観画像背景にも見られる。【試乗インプレ】DS5
  • そしてお約束の三段壁。火サスで真犯人を追いつめるのに絶好のポイント。ちなみにウィキペディアの同項目トップ画像とそっくりの構図ですがパクリではありません。ちゃんと現地で撮影した画像ですよ。【試乗インプレ】DS5
  • 和歌山・南紀白浜の名勝、円月島こと高嶋をバックに。DS5
  • シルバーの加飾が飛行機の操縦桿を思わせる革巻きのD型ハンドル、大胆に前傾したセンターコンソール、凝った意匠のスイッチ類…と唯一無二の雰囲気を持つインテリア。DS5
  • 航空機のコクピットをモチーフにしたという意匠は天井にも及ぶ。あえて前席のガラスルーフをルーフコンソールで左右に分断、キャノピー(航空機の風防)を模している。DS5
  • ブレスレットのチェーンをモチーフにした本革シート。写真だと硬そうに見えるが、程よく柔らかい座り心地に驚かされる。座面長調節機能あり。DS5
  • わずか2000回転で400Nmの大トルクを生みだす2リッターディーゼルターボエンジン。DS5
  • 春分、秋分のころには、真ん中に空いた穴から太平洋に沈む夕日が見える。DS5
  • DS5
  • 大きな三角窓、モノフォルム的な造形。このアングルからだとミニバン風にも見えるが…。DS5
  • ボンネットは短めながら、フロントウインドウはスポーツカー並みに寝かされている。透けて見えるハンドルの位置から、ダッシュボードが異様に長いことがわかる。何にも似ていないシルエットだ。DS5
  • 斜めからのアングルだとやはりミニバン的。DS5
  • 真後ろから見るとお尻がキュッと上がり、テールフィニッシャーやセンターフォグランプでスポーティーなイメージに。DS5
  • 少し上からのアングルだとまた違った感じ。実物確かめてみたくなるでしょ?DS5
  • ご開帳!DS5
  • DS5
  • リアハッチのヒンジ位置にご注目。ルーフの途中、後席ヘッドレストの上あたりから開く。DS5
  • もとはシトロエンの一車種だったが、現在は独立ブランド。シトロエンのエンブレムはつかない。DS5
  • 複雑な造形のヘッドライト。シルバー加飾の使い方に嫌みがないところがすごい。DS5
  • ボンネット両脇からAピラーまで伸びるシルバーの「サーベルライン」がフロントを引き締める。DS5
  • ボディサイドを貫く彫刻的なプレスラインは、後席ドアハンドルの後ろでえぐるように蹴り上がる。DS5
  • 左ドアミラー下に埋め込まれた、左前方の死角をカバーするカメラ。映像はルームミラーに埋め込まれた液晶モニターに映し出される。DS5
  • 前席ドアハンドル。当然スマートエントリー装備。DS5
  • フュエルリッドは丸型。DS5
  • こうやってルーフ後部だけ切り取ると、一体どんなタイプのクルマか見当がつかない。不思議な形だよなぁ。DS5
  • リアハッチの分割線(ヒンジの位置)はかなりルーフ側に食い込んだ位置にある。DS5
  • リアコンビランプの下側は、えぐられた複雑な造形。DS5
  • 真ん中にリアカメラ、その右隣はリアハッチのリリースボタン。DS5
  • クールなテールパイプフィニッシャーの奥にパイプが2本…ということは左右4本出し。DS5
  • タイヤサイズは前後ともに225/50R17でミシュランのコンフォート系を装着。フロントディスク、結構大きいです。DS5
  • こちらは後輪。DS5


 ドイツ車に引けをとらない走りの質感を持つDS5。その独特のスタイルを掘り下げていくと、ドイツ的な合理主義では割り切れない、強烈な個性が浮かび上がってきた。DSの考えるプレミアムの定義とはいったい何なのか。前置き少し長めですが(←いつもな)、我慢して読んでみてください。(文と写真:産経新聞Web編集室 小島純一)

 高級車はセダンでなければならないのか

 前回述べたとおり、DS5の車格は欧州基準のベンツ・Cクラス、BMW・3シリーズに代表されるDセグメント。ライバルの独プレミアム3強や英ジャガー、レクサスなどではオーソドックスなセダンをメインに展開しているクラスである。ハッチバックを備えるモデルもあるにはあるが、いずれもセダンをベースにした派生車種。

 プレミアムブランド各社も現在はベンツ・Aクラス、BMW・1シリーズなどが属する格下のCセグメントに車種を展開し、そちらがエントリークラスになっているが、かつてはDセグが高級車オーナーの登竜門だったし、依然として「高級車はセダンでなければ」という固定観念はあると思う。

 この固定観念にはちゃんと理由があって、セダンのエンジンルーム+キャビン+荷室という3ボックスの車体構成(ノッチバック)が自動車の伝統的なフォームファクターであり、前輪と後輪という騒音の元からキャビンを隔絶し、高級車に必要とされる静粛性を確保できるからである。

 対してエンジンルーム+荷室と一体のキャビンという2ボックス構成(ハッチバック)は、荷室の高さが稼げて積載効率が高い反面、スタイルや快適さよりも実用性に振った「貧乏臭さ」が高級感を阻害すると認識されている面があり、見た目も設計思想的にも「粋なクルマ」と評価されづらい宿命を背負っている。

 たとえば日本でも、スバル・レガシィや日産・ステージアのような垢抜けたモデルの登場までは、商用バンと似たシルエットのステーションワゴンは乗用車の一カテゴリーとしてなかなか定着しなかった。

 どこにも分類できず「何だこのクルマは」

 そんななか、DSはハッチバック一本で勝負に出ている。今回取り上げている5も、格下の4、3のいずれもすべてハッチバック1本勝負だ。こんなプレミアムブランドはDSだけである。そろそろ外観を見ていこう。

効率を捨てデザインに走る 2ボックスなのに

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