【試乗インプレ】気持ちいい走り、燃費も実用的な注目SUV VWの新型ティグアン(前編) (3/4ページ)

  • VWのコンパクトSUV、ティグアン
  • シンプルにまとめられたセンターコンソール周辺
  • サイドから眺めるティグアン。2本のプレスラインが陰影感をもたらす
  • リヤビューを精悍に見せるダークテールランプがかっこいい
  • ティグアンのリヤビュー
  • 電動テールゲートを開けた状態
  • VWのコンパクトSUV、ティグアン
  • ラゲッジスペースは開口部が大きく、615リットルの積載量を誇る
  • リヤシートを倒すと広々としたスペースが開ける
  • 完全デジタル化したメーターパネル「アクティブ・インフォ・ディスプレイ」
  • おなじみの「VW」エンブレム
  • シフトレバー周辺に電動パーキングブレーキやオートホールド、ドライブモードのセレクターを配置している
  • フルデジタル化した「アクティブ・インフォ・ディスプレイ」は、速度計と回転計の間にナビゲーションマップを表示することが可能だ
  • 秀逸なデザインが目を引く、ティグアンのLEDヘッドライト
  • 1.4リッターの直4ガソリンターボを搭載
  • 1.4リッターの直4ガソリンターボ
  • 派手さはないが、座ると不思議と気持ちが高ぶる運転席周り
  • ルームミラー越しのリヤビュー
  • 内装色はサフラノオレンジ/レザー
  • フロントグリルのVWマーク
  • VWのコンパクトSUV、ティグアン
  • VWのコンパクトSUV、ティグアン
  • シャープなデザインが目を引く
  • 精巧に作り込まれたフロントグリル
  • 先代よりサイズアップし、SUVとしての迫力が増した新型ティグアン
  • 全体的に厚みが増した印象の新型ティグアン。直線が持つシャープさ、力強さを生かしたデザインだ
  • ハイラインは235/55R18タイヤを装着している
  • シンプルにまとめられたセンターコンソール周辺
  • 直線基調のシャープなデザインが2世代目ティグアンの大きな特徴
  • VWのコンパクトSUV、ティグアン


 ロードノイズや風切り音はほとんど発生せず、車内の静粛性はしっかりと保たれている。走行面で唯一気になったのは、路面からの突き上げがダイレクトに伝わりやすいということ。ハイラインは18インチタイヤを履いているが、これが17インチを履く下位グレードの「コンフォートライン」や19インチを装着する最上位グレード「Rライン」なら、どの程度の乗り心地をもたらすのか、なかなか興味深いポイントである。

 フルデジタルメーターなど装備も充実

 前述の通り、ハイラインは様々な先進装備が充実している。完全デジタル化したメーターパネル「アクティブ・インフォ・ディスプレイ」は、速度計と回転計の間にナビゲーションマップを表示することが可能。メインで使用するモニターのナビと縮尺を変えて使い分けると非常に便利だ。狭い道や薄暗い地下駐車場などで、車体を俯瞰するようにモニターに映し出すアラウンドビューカメラ「エリアビュー」も搭載している。車線逸脱を回避するためのサポート機能「レーンキープ・アシストシステム」はハンドル操作を滑らかに補正するなど、実用性の高さを様々な場面で体験することができた。ほかにも電動パーキングブレーキや、停車中にブレーキペダルから足を離しても自動的に停車状態を保持するオートホールド機能を搭載するなど、ドライバーを多方面からサポートする機能が満載だ。

 一つ難点を挙げるとすれば、やや上向きのハンドルと着座時のアイポイントの位置に対して、メーターパネルが垂直に立ちすぎているように感じた。もう少し斜めに寝かせた方が、視線を落とした時にメーターが見やすいだろう。

期待通りだった「VWらしさ」