【試乗インプレ】自宅コンセントから簡単充電 走行中に電欠しても大丈夫! トヨタ・プリウスPHV (1/5ページ)

  • 新型のプリウスPHV
  • プリウスPHV。塗装色はイメージカラーの「スピリテッド・アクアメタリック」
  • 中央にどんと構える11.6インチの大画面。操作性に優れるほか、これだけ大きければナビも見やすい
  • スマホからエアコンを遠隔操作中。起動してから約10分後に自動停止する。到着するころには、車内はポカポカだった
  • フィッシュアイで撮影した車内
  • ゆったりしたフロントシート。広報車は座席に本革を採用。シートヒーターも装備している
  • 贅沢に2人掛けに仕立てたリヤシート。ただし、足元と頭上は身長170センチを超える人にはやや窮屈
  • センターメーターを採用しているため、運転席前方はややスカスカ感がある
  • 4座独立シートを採用したくつろぎのインテリア
  • バックドアにガラス面が湾曲した「ダブルバブルウインドゥ」を採用。これもプリウスPHVの驚きの一つだ
  • バックドアにガラス面が湾曲した「ダブルバブルウインドゥ」を採用。後方視界のゆがみは少ない
  • 運転席から振り向いた時の車内の様子
  • ドライブモードやEV/HV切り替えスイッチを配置。シフトレバーはUFOキャッチャーみたい?スマホは置くだけで充電される
  • エアコンの吹き出し口も個性的
  • ナビ画面上はもちろん、スマホでも周辺の充電施設を簡単に探すことができる
  • 様々な機能をタブレット感覚で操作できる。使用頻度の高い機能は画面脇にスイッチを配置
  • 1.8リッターエンジンとモーターを格納
  • 運転席前方はスカスカしている。センターメーターは好みが分かれそう
  • ドアミラーの操作つまみやパワーウインドーのスイッチ類など質感は高い
  • 運転席右側にパワーボタンやヘッドアップディスプレーのボタンなどを配置
  • センターメーターには「EV走行モード」を選択中であることや、EV航続距離が残り36.5キロであることが表示されている
  • ノーマルタイプのプリウスと外観デザインを差別化。“涙目”ヘッドランプは封印した
  • 2世代目もルーフがなだらかに下がるハッチバックスタイル
  • 垂直基調のHVモデルに対し、PHVのテールランプは水平基調
  • 4眼LEDヘッドランプ
  • LEDフォグランプと、縦長のアクセサリーランプ
  • ドアミラー
  • ドアミラー付近に、空力性能を向上させる2本のフィンを配置。「プラグイン・ハイブリッド」のエンブレムが光る
  • 広報車は215/45R17のオプションタイヤ装着。標準サイズは195/65R15
  • プリウスPHVのリヤビュー
  • 個性的なテールランプ
  • HVモデルよりも大きなバッテリーを積んでいるため、PHVの荷室はかなり浅い
  • HVモデルよりも大きなバッテリーを積んでいるため、PHVの荷室はかなり浅い
  • 荷室のボックスには充電ケーブルが収納されている
  • 湾曲したリヤガラス同様に、ボディ両端もふくらんでいる
  • 充電ポート。右が急速充電、左が普通充電インレット
  • リヤウインドー周りのシャープなラインが実はカッコいいんです!
  • サイドレジスター。筆者のオススメはターコイズ色の縁取りがある吹き出し口だ
  • 後席の吹き出し口はこんなところに
  • フロントコンソール後端のアクセサリーコンセント。1500Wまで対応している
  • 200V電源で普通充電。2時間ほどで満充電となる
  • 200V電源で充電開始
  • 出先からも充電情報を確認したり、充電の予約をかけたりすることができる
  • オーバーヘッドコンソール
  • 助手席グローブボックス
  • ユニークな曲線を描くベルトライン。三角窓は良好な視界を確保する
  • リヤシート中央の大型アームレストを開ける
  • ルーフに搭載されたオプションのソーラーパネル(発表会で撮影)
  • LEDテールランプ
  • プリウスPHVの発表会に登場した、女優の石原さとみさん(2017年2月15日撮影)
  • プリウスPHVの発表会(2017年2月15日撮影)


 ガソリンスタンドでの給油はもちろん、「自宅のコンセントから充電する」「駐車中にソーラーパネルで発電する」、ついでに「スマホでクルマを遠隔操作する」-。トヨタ自動車が昨年2月に発売した2世代目「プリウスPHV」は、これらすべてが簡単に行えるプラグインハイブリッド車だ。これからどのタイプのエコカーを買えばいいのか迷っている方に、驚きとワクワク感に満ちた試乗体験を紹介する。(文・写真 大竹信生/SankeiBiz)

 “ポカポカプリウス”がお出迎え

 この日は気温10℃を下回る寒い朝。近所の駐車場に向かう5分程度の道のりですらちょっと辛い。こんな日はクルマの中に逃げ込んでも、車内が暖まるまでしばらく『寒さとの戦い』は続くのだが、新型プリウスPHVはそんな煩わしさとは無縁だ。運転席のドアを開けると、「ほー、めちゃくちゃ暖かい…」。いま到着したばかりなのに、車内はすでに程よく暖房が利いていたのだ。

 実はこれ、筆者がスマートフォンの専用アプリ「ポケットPHV」から事前にエアコンを遠隔操作していたのだ。家やお店を出るタイミングでエアコンを起動しておけば、乗車するころには「夏はひんやり、冬はポカポカ」。プリウスPHVは、クルマから離れていても様々なデバイスでつながることのできる「コネクテッドカー」なのだ。しかも、エンジンをかけることなく暖房を効率的に使える「ガスインジェクション機能付ヒートポンプエアコン」を量産車として世界で初めて採用している。「このクルマ、他にもサプライズがありそうだ…」。試乗への期待がぐっと高まった。

 自宅のコンセントから直接充電

 PHV(プラグインハイブリッド車)とは、プラグを介して直接充電できるHV(ハイブリッド車)のこと。「ガソリンエンジン+モーター」の組み合わせのように複数の動力源を持つのはエコカーの主流であるHVと同じだが、自宅やコンビニ、サービスエリアなどに設置された充電器から駆動用バッテリーに充電できるのが大きな特徴だ。初代プリウスPHVは2012年に販売開始され、他社からもBMWやアウディ、過去に筆者が“電気だけのアウトドア”を試した三菱自動車・アウトランダーPHEVや小島記者が試乗したVW・ゴルフGTEなど、大小さまざまなモデルが展開されている。

 いきなり「クルマを充電して…」と言われてもまだまだ馴染みの少ない方が多いかもしれないので説明しておこう。充電設備は基本的に『急速充電器』と『普通充電器』の2種類がある。ショッピングモールやサービスエリアといった大型施設に多い『急速』タイプなら、20分程度で約80%まで充電が可能。200Vタイプの『普通充電』なら約2時間20分でフル充電となる。さらに新型プリウスPHVは、家庭用100V電源にも新たに対応。専用の配線工事を施すことなく、既設の回路を使って一戸建て住宅のコンセントから充電できるようになった。満充電まで14時間ほど要するが、とくに急いでいなければ、夜のうちにリチャージすることができるのだ。

電気のみで走行、パワーモードは…