【CAのここだけの話♪】〈憧れのスイス銀行〉“禁断の世界”に踏み入れた新人時代?! (1/4ページ)

  • 長尾美紀さん
  • 訓練後のデビューパーティー (ジャパンタイムズの掲載記事より)
  • 長尾さん。入社一年目のアンカレッジ便の機内にて
  • 長尾さん。パリにて
  • 長尾さん。アラスカのステイ中の犬ぞり体験
  • スイスアルプスのふもとの湖で
  • スイスアルプスのふもとの湖


 SankeiBizの読者の皆さんにだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第30回はスイス系航空会社に日本人CAとして乗務30年目の長尾美紀がお送りします。

▽「北回り」が誕生した当時に入社

 私が現在のスイス系航空会社に入社したのは1989年。

 当時はまだバブルもはじけておらず、皆さんの生活も浮足立っており、エアライン業界も今よりとても華やかなものでした。今の様にタイトなスケジュールではなく、2週間かけて地球を1回りするフライトが1本だけという月もありました。

 私が入社した時は、今まで南回りで27時間以上かけてしかヨーロッパに行かれなかった旅行が北回り(アンカレッジ経由)で17時間と、大幅に短縮されたことが話題になりました。

 我々が訓練を終えてラインアップした際には某都内のホテルの会場で、プレスや報道陣など多数来られ、家族なども呼んで盛大なパーティーが模様されました。日本の英字紙ジャパンタイムズにもその記事が掲載された程です。

 当時のアンカレッジは、ヨーロッパに向かう経由地としてとても賑わっておりました。

 我々クルーも、定宿にスキーを置きっぱなしにして遭難しそうなくらい誰もいないゲレンデでスキーを楽しんだり、犬ぞりをしたり、グレーシア(流氷)ツアーに参加したりと時差で苦しみながらも、アラスカならではの醍醐味を味わい、楽しんでおりました。

 スイスでは、長い時で5泊のステイがあり、皆さん、チューリッヒを拠点にパリやミラノ、トルコにまで足を延ばした事もありました。

世界の大金持ちの仲間入り?