【乗るログ】スポーツEVは楽しいか否か 日産「リーフNISMO」が示した可能性 (2/4ページ)

  • 日産のEV「リーフ」のNISMOバージョン
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • リーフNISMOのインテリア
  • リーフNISMOのインテリア
  • パワーウインドーなどの操作スイッチ
  • 専用シート地と2色使いのステッチが目を引く
  • レッドセンターマーク付の本革・アルカンターラ巻ステアリング
  • リーフNISMOのインテリア
  • リヤの室内空間はなかなか広い
  • 整流効果を発揮するNISMO専用のサイドシルプロテクター。真っ赤なアクセントラインが一直線に走る
  • 「NISMO」と「ゼロ・エミッション」のバッジがキラリ
  • 225/45R18のコンチネンタルタイヤを装着
  • リーフNISMOの専用リヤバンパー
  • プリウスPHVの充電完了を待つリーフNISMO。先客はこの15分後に去り、筆者の順番がやってきた。EVがさらに普及すれば、口数を増やす必要があるだろう
  • 圏央道の厚木PAで充電中(駐車スペースがないからといって、充電器を使わない車をココに止めるのはやめましょう)
  • 電池残量約25%から急速充電器で30分間チャージ。約70%まで回復した。
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • ナビを起動させたモニター
  • 水色の「プロパイロット」、「SET」の順番でボタンを押すとプロパイロットが起動する。あとは好みの車速や車間距離を選ぶだけだ
  • 運転操作を自動制御する「プロパイロット」(同乗者が撮影)
  • ドライブ中の逗子海岸の景色。江の島の奥に富士山を望む
  • 日産のEVレーシングカー「リーフNISMO・RC」(東京・銀座の日産クロッシングにて撮影)
  • 日産のEVレーシングカー「リーフNISMO・RC」(東京・銀座の日産クロッシングにて撮影)
  • 日産のEVレーシングカー「リーフNISMO・RC」(東京・銀座の日産クロッシングにて撮影)
  • 日産のEVレーシングカー「リーフNISMO・RC」(東京・銀座の日産クロッシングにて撮影)


 実際に乗り込んでアクセルを踏み込むと、もともとリーフが武器としていたモーターならではの鋭い加速力を遥かにしのぐダイナミックな立ち上がりに驚かされる。先述のように、動力源となるモーターはノーマル仕様のリーフと同一のものだ。よって最高出力も最大トルクも全く同じなのだが、VCMを専用チューニングすることで、アクセルを踏んだ時の瞬間的なレスポンスと伸びやかな加速力を大幅に向上させているのだ。とくに、最大のレスポンスと加速度を発揮する「Bレンジ」を選択したときの走りは、体に電気がビリッと走るように刺激的。高性能スポーツカーのように体が背もたれにピタッと吸い付き、頭もGの影響で一瞬クラっときてしまうほどだ。VCMのプログラミングを調節するだけで、レスポンスの鋭さが現行型リーフの2倍にもなるというから驚きだ。

 便利なeペダルも搭載

 「Bレンジ」を選択中は減速力も強力に増す。NISMOにもアクセルペダル一本で加速・減速を操作できる「eペダル」を搭載しているのだが、ペダルを踏む力を緩めた途端にグーっと強い制動力を発揮する。減速GもNISMO用に強めているのだ。加速も減速もペダル操作に対する反応がすこぶる速いので、ドライバーの要求を瞬時に実行する気持ちよさと、メリハリの効いた俊敏な走りを楽しむことができる。バッテリー残量が少ないときなど航続距離を伸ばしたいときは、エコモードを使えば加速がマイルドになり、ブレーキング時の回生エネルギーも増強する。「スポーティーだけど電費も激しいBレンジで走りすぎてしまった…」なんてときは、エコモードでパワーセーブすれば電欠の心配も減るだろう。

 NISMOは専用の車速感応式ステアリングとショックアブソーバー(=ダンパー)も搭載している。車速が上がると軽めだったハンドルが引き締まり、より手応えのある操舵感が得られると同時に、狙ったラインを外さない高い応答性も披露する。とはいえ、ガチガチに作り込んでいるわけではないので、誰にでも扱いやすい。18インチの大径ホイールを履かせた足回りに関しては、専用サスペンションで減衰力を強めている影響もあり、路面の様子が足や腕にダイレクトに伝わってくる。これだけロードインフォメーションの入力があるとサーフェスを把握しやすいので、スポーツ走行をしていて安心感がある。逆に言えば乗り心地や静粛性がやや犠牲となっているのだが、所詮そこまで気にならないレベルだし、スポーツマインドを刺激するNISMO仕様なら、むしろこういった味付けのほうがドライバーの感覚やニーズとマッチしそうだ。

 内外装にもNISMOらしさ満載

 鮮やかなレッドのラインが目を引く専用の空力パーツは、ひと目でNISMOだと分かるアイデンティティーとしての役割だけでなく、ダウンフォースの発生や整流効果による直進安定性やコーナリング性能の向上など、しっかりとエアロダイナミクスにも貢献している。実際に高速でカーブを駆け抜けても、車体が路面に吸い付きピタリと安定していた。

ステアリングは本革と高級素材のアルカンターラ巻