新興国資産、依然上昇の余地 運用大手各社が楽観視「割安の部類」

提供:ブルームバーグ

 米資産運用大手各社は、2年にわたり続いている新興経済国の株式や債券価格の値上がりが今後も続くとみている。

 パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)で400億ドル(約4兆5100億円)を新興国債券で運用するマイケル・ゴメス氏は、新興市場は安定的な商品価格や景気改善などの恩恵にあずかると予想。「新興市場は適正価格から割安の部類に入ると思う」とし、値下がりしても「比較的短期となる可能性があり、われわれにはその機会を生かせる資金がある」と述べた。

 フランクリン・テンプルトンで約4160億ドルを運用するスティーブン・ドーバー氏は、ポートフォリオマネジャーが新興市場に振り向けている金額はまだ2008年の金融危機前の水準を下回っていると指摘し、それが新興市場の株式に依然大きな上昇余地が残っていることを示していると語った。

 同氏は政治改革が続くとの楽観的な見方からブラジルとアルゼンチンの株式をオーバーウエート。力強い成長見通しを理由にベトナムとインドネシアの株式にも期待している。

 元メキシコ財務省幹部で現在はブラックロックで資金運用を担当しているヘラルド・ロドリゲス氏は「新興市場の株式は2018年やそれ以降にわたり長期で上昇が継続し得る」との見方だ。ブラジルと中国、インドネシアの株式の他、ポーランドやメキシコなどのクレジットの質が高めの債券を選好していると話した。(ブルームバーグ Ben Bartenstein、Daniela Guzman)

Read more