平和賞 「北情勢が背景」「核軍縮、強める狙い」などが背景と分析-欧米メディア

ノーベル賞
6日、スイス・ジュネーブで記者会見するICANのフィン事務局長(AP)

 ノーベル平和賞に国際非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が決まったことを受け、ロイター通信は6日、北朝鮮の情勢や、今後の見通しが不安定なイランと欧米など6カ国が結んだ核合意が授賞の背景にあると指摘した上で、「核軍縮の取り組みを補強する狙いがある」と論評した。

 また、米紙ワシントン・ポスト(電子版)は「世界が危険に満ち、核紛争が近づいてきている」とのノーベル賞委員会のレイスアンデルセン委員長の発言を紹介。「北朝鮮問題をはじめ、世界平和が危うい時期での受賞となった」と意義を強調した。

 同紙はICAN幹部が受賞に喜ぶ一方、イランの核合意順守を認めない方針を示すとみられる米国の外交について、批判する声が上がっていると報じた。(板東和正)