ノーベル平和賞のICAN事務局長、北朝鮮非難「核保有受け入れられない」

 
ノーベル平和賞受賞決定の後、笑顔を見せる核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のフィン事務局長(右)ら=6日、スイス・ジュネーブ(ロイター)

 【パリ=三井美奈】ノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長は、は6日、本部のあるジュネーブで記者会見し、北朝鮮が核実験を繰り返していることについて、「核保有や実験による威嚇は受け入れられない」と非難した。

 フィン氏は「北朝鮮と米国は外交によって問題を解決すべきだ」と述べ、両国の威嚇の応酬を批判。イランの核開発に歯止めをかけた2015年の核合意を引き合いに、交渉による決着を目指すべきだと訴えた。トランプ米大統領の就任で、「彼が核兵器使用を指示できるという現実に、不安を感じた人は多かっただろう」とも述べた。

 核兵器廃絶という目標には「非現実的な期待は持っていない。だが、条約ができたことで、次の段階への基盤ができた」と述べ、活動の意義を強調した。

 平和賞の受賞について、「すばらしい名誉だ。核兵器禁止条約の採択でのわれわれの役割が認められた」としたうえで、「電話を受けた時はびっくりした。信じられなかった」と喜びを語った。

 核兵器禁止条約の実現では、「広島や長崎の原爆生存者、ヒバクシャはたゆみなく経験を語り、何が起きるのかを訴えてきた。彼らは画期的な合意に向けて鍵となるパートナーであり、活動家だった」と評価。12月に行われる授賞式では「彼らが同席してくれればうれしい」と述べた。

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