ボーイングが「無人機」拡大 米大手を買収、自律飛行技術取り込む

提供:ブルームバーグ

 米航空機大手ボーイングは5日、米無人機大手オーロラ・フライト・サイエンシズを買収すると発表した。長年のパートナー企業であるオーロラの買収によって、空中タクシーの自律飛行などの革新的な技術を手にし、無人航空機事業の拡大を狙う。

 ボーイングは今回の買収で、副操縦士ロボットや無人貨物機など、航空宇宙産業の変革を目指した製品技術も獲得する。同社の最高技術責任者(CTO)、グレッグ・ヒスロップ氏は「未来を見通すことは不可能だが、飛行システムがどんな形態に変化しても常にリーダーでありたい」と抱負を語った。

 5日の発表では具体的な買収額などの条件は明かさなかった。買収完了後もオーロラは、ボーイングの独立子会社として運営される。さらにボーイングは、今回の買収は同社業績見通しに影響しないと述べた。

 米バージニア州マナッサスを本拠とするオーロラは従業員数550人で、1989年の創業以来、30種類を超える無人航空機を設計・製造してきた。同社の航空機は、知覚、機械学習、高度な飛行制御システムといった自律飛行技術を採用している。

 今年4月には、垂直離着陸が可能な空中タクシー試作機の試験飛行に成功した。2020年までに同機種を50機、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーに納品し、同社の空飛ぶ自動車プロジェクト「ウーバー・エレベート」での試験運用を目指している。

 オーロラのジョン・ラングフォード最高経営責任者(CEO)は「両社は既に、ボーイングの次世代旅客機『777X』など、さまざまな軍用機や商用機の開発に連携して取り組んでいる」と語った。(ブルームバーグ Julie Johnsson)

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