FRB新議長のパウエル氏、超党派支持の公算 上院での指名承認プロセス優位

提供:ブルームバーグ
FRB次期議長に指名され、トランプ米大統領の見守る中、所信表明するパウエル氏=2日、ワシントン(AP)

 次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名されたジェローム・パウエル理事は、一部共和党議員にとって望ましい選択肢ではないものの、上院での指名承認プロセスにおいては著しく優位な立場にある。

 共和党員であるパウエル氏は既に、オバマ前大統領に指名されたFRBのメンバーであり、共和・民主両党の支持を得る可能性が高い。パウエル氏は2012年、任期が終了していない理事ポスト就任に上院で賛成74票、反対21票で承認された。14年には、任期14年の理事として賛成67、反対24で承認された。両方の採決において、反対したのは1人を除いて全て共和党議員だった。

 パウエル氏は上院銀行委員会が開く指名公聴会で、気まずい思いをする可能性はある。銀行委メンバーのトゥーミー議員(ペンシルベニア州)とヘラー議員(ネバダ州)は12年にパウエル氏の承認に反対。ヘラー議員は14年にも反対したほか、銀行委の委員長を現在務めるクラポ議員(アイダホ州)とメンバーのスコット議員(サウスカロライナ州)も反対票を投じた。マコネル上院院内総務(ケンタッキー州)を含む現在の上院共和党指導部5人も全て反対票を投じた。

 一方、上院銀行委はこれまでトランプ大統領が金融関連の要職に指名した人物を超党派で承認している。

 ランダル・クオールズ氏を、FRBの銀行監督担当副議長ポストに賛成17、反対6で承認。民主党議員5人も支持に回った。クオールズ氏は上院の採決では賛成65、反対32で承認された。

 パウエル氏は上院の過半数51票以上の賛成が得られれば、承認される。(ブルームバーグ Laura Litvan、Elizabeth Dexheimer)

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