2010.2.10 10:59
内閣府が10日発表した平成21年の機械受注統計(季節調整値)によると、設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」は前年比26・9%減の8兆4762億円となり、受注額、減少率ともに比較可能な昭和63年以降で最悪を記録した。製造業、非製造業ともに最悪を更新しており、金融危機後の設備投資の落ち込みの激しさを改めて印象付けた。
ただ、同日発表された昨年12月の船舶・電力を除く民需は前月比20・1%増の7512億円と3カ月ぶりの増加で、過去最低だった前月から大幅なプラスとなった。津村啓介政務官は記者会見で、「自動車工業や電気機械からの発注の落ち込みが大きかったが、足下では急速に持ち直している」と分析した。
21年の製造業は前年比42・3%減の2兆9668億円。発注業種別では自動車工業や一般機械など外需産業の落ち込みが大きい。一方、船舶・電力を除く非製造業は15・1%減の5兆5409億円。建設業や鉱業の減少が響いた。
官公需なども含めた受注総額も31・8%減の19兆8702億円となり、これまで最低だった昭和63年の21兆8192億円を下回り最悪となった。