【イチから分かる】上海万博 近未来の都市像「環境」前面に (1/3ページ)

2010.3.3 10:54

 中国で初めて開催される国際博覧会「上海万博」が5月1日に上海市で開幕する。テーマは「より良い都市、より良い生活」。世界を左右する経済パワーを持ち始めた中国を舞台に都市の近未来像が描かれる。2008年「北京五輪」に続く国威発揚の場として、7000万人もの入場者を見込む史上最大の万博開催で、中国は世界にどのようなメッセージを発信するのか。中国の近未来像と世界との関係を推し量るうえで、上海万博の見どころは多そうだ。(上海 河崎真澄)

                   

 上海万博の最大の特徴は何といっても、「規模」にある。出展する国と国際機関は242が確定。金融危機の霧も晴れない中、これまで最多だった00年のドイツ・ハノーバー万博の170を大きく上回る中国の“吸引力”は侮れない。会場面積は、05年開催の愛・地球博(愛知万博)の約2倍で328ヘクタールと過去最大だ。

 10月31日までの184日間の会期中に万博事務局が目標とする入場者数は、1970年の大阪万博が記録した6422万人を上回る7千万人だ。前売り入場券の販売数は中国国内を中心にすでに2千万枚を超え、会期中の入場者は「1億人を超す可能性がある」(上海市の楊雄常務副市長)との強気の見方も出始めた。何事にも規模を競いたがる中国人の自尊心は、早くも満たされつつあるようだ。入場券は、通常日で160元(約2200円)だ。

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